成功したいならこの1冊でいい。残酷な成功法則 レビュー

はじめに
きょうは私がおすすめする本を1冊紹介します!
【この記事の文字数】3243字
商品情報
タイトル / 残酷すぎる成功法則
著者 / エリック・バーガー
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証拠付きの成功法則!
この本は、これまでいろんな自己啓発本を読んできて、「ぜんぶもっともらしいけど、どれが正しいかわからないよ」と思ったひとにまさにぴったりだ。
監役者序文より
成功論を説いた本はこの世にごまんとある。
しかし、そのほとんどが、著者の経験してきた方法を教えたり、哲学者の言葉を借りたりしている。
これらに足りないのは科学的な証拠。
「残酷な成功法則」では成功に関するさまざまな研究が証拠付きで紹介されている。
個人の体験談や偉い人の言葉を聞くのも参考になるだろう。
だが、それらに「証拠」がつけばさらに信頼できる情報に変わると同時に成功する確率も高くなる。
この本をちょっとした好奇心で読みはじめても、あなたの期待を裏切ることはない。
成功したいすべての人へ。
本の目次
監訳者序文
序章 なぜ、「成功する人の条件」を誰もが勘違いしているのか
第1章 成功するにはエリートコースを目指すべき?
第2章 「いい人」は成功できない?
第3章 勝者は決して諦めず、切り替えの早いものは勝てないのか?
第4章 なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか
第5章 「できる」と自信を持つのには効果がある?
第6章 仕事バカ・・・それとも、ワーク・ライフ・バランス?
結論 本当に人生を成功に導く法則は何か
監訳者解説
<巻末>参考文献・邦訳文献
欠点を長所に!
自分の強みを知る、その強みを生かせる環境を見つける。
これらは自分の能力を最大限に発揮するために大切なことだ。
人によって強みとなるものは違う。
あるときは、欠点となる要素も実は強みになったりする。
遺伝的にアルコール依存や暴力性と関連が高い人がいる。
しかし、そんな人でも、育つ環境次第で良くも悪くもなる。
心理学者が差次感受性仮説と呼ぶもので、問題があるとされる遺伝子が、状況さえ異なれば素晴らしい遺伝子になりうるという考え方だ。
1本のナイフでも人も刺せれば、家族の食事も作れる。
それと同じで、遺伝子の良し悪しも状況次第で変わるという考え方だ。
残酷な成功法則 第1章より
この人が親に虐待を受けて育てば、遺伝的な運命をたどり、アルコール依存になったりする確率が高い。
しかし、愛情を受けて育てば、その傾向はなくなり、平均の子ども以上に親切になるという。
遺伝子に問題がある場合でも、環境が違えば欠点が長所に変わる。
【ポイント】
☆弱点を持った人でも、状況次第で強みになる!
道徳的は成功につながる?
みんなと仲良く、人には優しく。
私たちの多くは、周りの大人からこういわれて育ってきた。
しかし、それが社会での成功に結びつくかどうかはわからない。
「残酷な成功法則」では、いままでの常識を覆す刺激的な研究データが満載だ。
「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌によると、同調性の低い人間のほうが、同調性が高い人間より年収が約1万ドル多いことが明らかになった。
ちなみに、財政面での信用度も同調性が低い人間のほうが高い。
悲しいことに、人間には、親切は弱さの表れだと勘違いする傾向があるようだ。
第2章より
周りよりも自分を優先する人は、望みを叶えることに素直で遠慮がない。
意見をはっきり述べることができ有能に見える。
だから、出世も早く成功しやすいのだ。
【ポイント】
☆同調性の低い人のほうが高い人より年収が高い!
言葉が私たちの行動を決める!
簡単に物事をあきらめてしまう人とそうでない人がいる。
あきらめない人に見られる特徴は「ポジティブな心のつぶやき」だった。
人は毎分頭のなかで、300~1000語もの言葉をつぶやいているという。
そのなかにはポジティブな言葉(「きっとできる」)も、ネガティブな言葉(「ああ、もう我慢できない」)も含まれている。
そして前向きな言葉は、私たちの精神的な強さややり抜く力に大きなプラスの影響をもたらすことがわかった。
第3章より
私たちの行動は意識して行うよりも無意識に行うことが多い。
そして、その人が無意識に心でつぶやいている言葉がその人の行動を決める。
普段から「できない、無理だ」とつぶやいている人は、本当にできなくなる。
なぜなら、脳にその言葉が刷りこまれてしまっているからだ。
そうなれば、自分が判断するより早く、脳がすでに「無理だね」と決めつけてしまう。
そうやって簡単にあきらめることになる。
もっとポジティブな言葉をつぶやこう。
意識的につぶやいていけば、いずれ意識しなくてもつぶやいてくれる。
そして、そのつぶやきがあきらめないド根性を作る!
【ポイント】
☆あきらめない人は、ポジティブにつぶやく!
外交的? 内向的?
外交的な人は、人づきあいも多く、新しい出会いも増える。
人との出会いはチャンスを生む。
だから、外交的な人はチャンスに恵まれ、成功しやすい。
では、内向的な人は成功しないの?
トップアスリートの10人中9人が自分のことを内向型だと認識している。
第4章より
ポイントは、”トップアスリート”というところ。
スポーツ選手や専門家など、専門性が高い職業と内向性は相性がいい。
なぜなら、自分のスキルを磨くには、1人で黙々と練習するのが1番だからだ。
外交的な人間はチャンスに恵まれるが、人づきあいに時間をとられがちだ。
じっくりと1つのことに集中できる時間が内向的な人間より少ない。
ここで改めてわかることは、やはり自分の強みを知ることは成功する上で欠かせないということ。
外交的な人、内向的な人。
どちらの成功にもいえることは、自分の活躍できる環境で、活躍するということだ。
【ポイント】
☆トップアスリートは内向型が圧倒的に多い!
仕事が与えるリスク
仕事は私たちの人生に多大な影響を与える。
職がない状態は、若死にするリスクをじつに63%も高めるという。
持病の有無では違いが見られなかったことから、失業と若年死の関係は、相関関係ではなく、因果関係である可能性が非常に高い。
第6章より
職がない状態というのは、もちろん退職も当てはまる。
仕事を全うしてあとは気楽な老後生活!
というのもリスクがあるようだ。
仕事がないと緊張感がなくなり、毎日のメリハリもない。
認知機能の低下やがんの発症にもつながる。
歳をとったから鈍くなった、というより仕事をしていないから鈍くなってしまったといえるようだ。
そして、さらに恐ろしいことは、いま職に就いている人でも、その仕事が嫌いな仕事であったら、職がない状態よりもリスクが高いということ!
嫌いな仕事は自分の寿命を縮めてしまう。
私たちは仕事によって人生のやりがいを感じることができるが、反対に仕事によって自分を殺してしまう場合もある!
【ポイント】
☆嫌いな仕事は自分の寿命を縮める!
レビュー
〇タイトルに惹かれて購入。「成功」に関するたくさんの具体例や研究結果が紹介されており、ページをめくる手が止まらない! 刺激的な自己啓発本!
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シメ
<終わり!>
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