物事を先延ばしにする人は最初に期限を決めろ!!

期限を決めるだけで先延ばしをしなくなる!
我が家の牛乳はちゃんと賞味期限までに飲みきるようにしている。決して、先延ばししたりはしない。
だが仕事やプライベートではどうだろう?
とりあえず今週中に、とりあえず今月中に、とりあえず今年中に。
一応、目安となる期間は決まっているが意外と適当なものが多い。果たしてこれを期限と呼べるのか。
夏休みの宿題を、夏休みが終わる1週間の間に、尻に火がついたみたいに慌てて終わらした経験はあるだろうか?
私たちは、明確な期限(日付や時刻の設定)がないと、ついつい物事を先延ばしにしてしまう性質を持っている。
これはよくない。できれば物事は計画的に余裕を持って取り組むようにしたい。
そのために私たちがすべきことはたったひとつ。
すべての物事に「期限」をつけること。
牛乳のパックに賞味期限が何月何日までと書かれているからこそ、私はその日までに飲みきれるように、毎日調整しながら計画的に牛乳を飲むことができる。
もし期限が書かれていないなら、こういうことはできない。
仕事の期限も今月中とかではなく、何月何日の何時までに終わらす。と自分の頭に教えてやることで、人の体はその日にちょうど終わるように無意識に調整してくれるのだ。
夏休みの宿題も、提出する日が決まっているなら、その日から逆算して、例えば、1週間前にはぜんぶ終わらせようと決めること。そしてそのために、1日どれくらいの量を片付ければいいのかを明確に設定する。
何事もまずは、はじめるときに期限をつけること。
終わりが見えない仕事は終わらない。
【ポイント】
☆ その仕事を何月何日までにやるか、はじめにしっかり期限を決めることで、先延ばししなくなる。
100点満点で終わらせようとするな!
どうせ作るなら、100点満点の素晴らしいものを作りたい。
だれもがそう思う。だれもが、自分の持てる力をすべて出しきってこれ以上ない完璧な仕事をしたいと思っている。
しかし100点のものを作ることは非常に困難なのだ。
いくら最高のものを作ったとしても、それは96点とか98点とかで、まだ改善の余地がある。
その余地を埋めようと必死になって時間をかけても、顔を上げれば、また次の余地が見えてくる。
そうやって、出口の見えないトンネルを進み続けると、永遠に仕事は終わらない。
大切なことは、限られた時間の中でベストなパフォーマンスをすること。
決められた期限の中で、100点満点にどれだけ近づけるかということ。
この世にあるすべての商品はある意味「未完成」だ。なぜなら、同じ商品でも、もっとよくしていこう、と常にアップデートを繰り返しているからだ。
完全無欠の完璧な商品があれば、それ以外のものはいらなくなる。
それだと、便利かもしれないが、少しつまらない世界になる。
【ポイント】
☆ 100点満点で終わらせようとしても、いつまでも終わりは見えてこない。限られた時間の中で、100点満点に近づくことが大事。
最初にゴールを決める
☆ どこまで走るのかのゴールは最初に決めなければならない。スタートとゴールの距離がわかれば、どのような力の配分で走り、どれくらいのタイムでゴールできるかという道筋が見えてくる。これは、マラソンでも仕事でもプライベートでも同じことだ。
☆ 時計を見て、時刻をチェックするように、スケジュール表を見て、いま自分がなにを優先してやらなければならないか確認すること。素晴らしいスケジュール表を作成できたら、あとはそのとおりに行動するだけだ。朝起きて、きょうのスケジュール表をチェックして、夜寝る前、明日のスケジュール表を確認する。この行為は、自分が目指すべき山の頂点へ、確実にたどり着くための、杖の先となるだろう。
☆ 時代の流れって早い。もしいま自分が100点満点のものを作ろう! って思って何年も時間をかけたとする。でも、ようやく出来上がった頃にはその100点満点は時代遅れで、昔の古い価値になって(金銭の価値が変わるように)、その時代の30点くらいの価値しかないよ! っていわれるかもしれない。それなら、60点でいいから、出来立てほかほかの新鮮なアイデアを世の中にぽいぽい投げこんでいく方が自分にとっても、世の中にとっても有益だよね。
【ポイント】
☆ スタートとゴールの距離がわかれば、どのような力の配分で走り、どれくらいのタイムでゴールできるかという道筋が見えてくる。
ポイントまとめ
☆ その仕事を何月何日までにやるか、はじめにしっかり期限を決めることで、先延ばししなくなる。
☆ 100点満点で終わらせようとしても、いつまでも終わりは見えてこない。限られた時間の中で、100点満点に近づくことが大事。
☆ スタートとゴールの距離がわかれば、どのような力の配分で走り、どれくらいのタイムでゴールできるかという道筋が見えてくる。