利益は違いからしか生まれない
利益は違いから生まれます。
Tシャツを1枚買うときには、デザイン、文字、色、サイズなどを他の商品と比較してみます。自分が総合的に満足できるシャツなら購入します。
自分が満足できた理由は、そのシャツがほかのシャツと違ったからです。
もしその店のシャツがすべて同じデザインなら、あなたは店のドアをひねり、となりの店を見にいったでしょう。
複数の中から選ばれるにはほかと違いをつけなくてはいけない。選択されることで利益につながる。つまり、利益は違いからしか生まれない。
意識して違いをつける
違うことで利益が得られる。この論理は商品に限ったことではありません。
周りに他の人よりもかっこいい人や、かわいい人はいますか? その人たちをよく見てみると、その他大勢の人とどこかが違うことに気づきます。
着ている服が違う、髪型が違う、メイクが違う、身のこなし方が違う、しゃべり方が違う。
さまざまな違いを作ることで、ほかの人と区別をつけることができます。
区別をつけることで、周囲よりも目立つようになります。いくら素晴らしい能力を持っていたとしても、それを見てくれないとはじまりません。まず、みんなの目に止まられる存在になることが必要です。
意識して違いをつけましょう。
あなたが、周りとまったく同じ色のボールだとして、何万個もあるボールの中から1個だけ選ばれるボールになるにはどうすればいいでしょうか。
違う色を塗る、四角い形になってみる、文字を書いてみる。答えはいろいろありますが、すべての答えに共通するのは違いです。
人はときどき、選択する側ではなく、選択される側になることがあります。会社の面接や昇進のチャンス、結婚相手など、小さな選択もあれば、一生を決める大きな選択もあります。
大きな選択で選ばれる人間になるには、違いをつけるしかありません。
世界でたったひとつの輝く原石になるか、その他大勢の黒い塊になるかは自分で選択することができます。
しかし、注意して、よく周りをみて観察しないと、黒い塊に毛が生えたくらいの違いしかつけられないかもしれません。
もしそれ以上の変化をつけた者がいたら、高い確率であなたは選ばれないでしょう。違いは相対的です。その中で最も大きな違いを身につけなくてはいけません。