【実験】1日1食。食べない生活のすすめ。健康・ダイエット・集中力

空腹の力
人間の体って、「食べなくても」そこそこがんばれる。
食べているときよりも、食べないときの方が、メリットがある。特に、現代の乱れた食生活の中ではね。
1日1食、16時間なにも食べない。断食。
これらは、普段、胃に負担をかけている私たちの現状を回復するための方法だ。
「集中力アップ、ダイエット、老化防止」などなど、「食べない」ことによるうれしい効果。
まずは気軽に、「空腹」の時間を増やしてみよう。
なにを食べるか考える時間、食べる時間、片づける時間。ぜんぶ面倒なものと考えればいい。
なにもしなくて、ぐんぐん健康な体に回復する。それが空腹の力なのだ。
シンプルなルール
「食べない」というルールがシンプルで、自分に合っていた。
栄養管理、カロリー計算。
商品の裏を見て、いちいち確認するのは面倒だった。
砂糖を抜く生活にチャレンジしようとしても、見ろ、ほとんどの商品に砂糖が入っているのは当たり前。
サラダが健康にいいにしても、それにかけるドレッシングが甘過ぎたら意味がない。
それならと、ドレッシングなしのサラダを食べたこともあるが、うえ、まずいことまずいこと。
これなら、いっそのこと、「食べない」ほうが楽なんじゃないかと。
最低限の栄養は、サプリメントとかでいいや。
あと、豆腐、納豆、卵。みたいな、そのままでもおいしいやつをつまむ。
自食作用
☆私たちが普段、食べているものは、なにもかも「甘すぎる!」砂糖をふんだんに入れ、化学調味料で味を調えた食べ物は、腸を荒らし、不健康にさせる。
☆体にいいものを選んで食べるのが難しいいま。こう考えたんだ。それならいっそ「食べない」ほうが体にとっていいんじゃないかって。空腹の時間をできるだけ保つことが健康になる近道なんじゃないかって。
☆12~16時間なにも食べないでいると、体が自らの脂肪を分解してエネルギーに変える「自食作用(オートファジー)」が働く。
☆食べたあと、眠くなって集中力が落ちるのが嫌なので、基本、食べない。水、お茶、野菜ジュース、サプリメントでしのぐ。最初は頭がくらくらすることもあるが、数日すれば、慣れて、だんだんお腹が空っぽということが気持ちよくなってくる。
☆空腹を長く保ったあとの飯は、この世のなににも代えがたい幸せとなる。健康になれて、もちろんダイエットにもなれて、食費も抑えれて、集中力も上がって、さらに飯が100倍うまくなるって、最高だよね。
☆1日1食生活をはじめてから、いままで3食きちんと食べていた自分にはもう戻れないなと思った。そんなにお腹が減っていないのに、食べ物を胃に入れることが気持ち悪くなってくるのだ。
☆食事の回数を減らせば、時間の節約にもなる。なにを食べるか考える時間、買い物をする時間、料理をする時間、食器を洗う時間。浮いた時間を有効に使える。「空腹のすすめ」は、時間効率のすすめでもあるのだ。
☆食べることが減るので、単純に「虫歯」になりにくい。
☆現在1日3食の人が、いきなり1日5食にしたら「うえー、無理、食えん」ってなる。いま、1日1食の人が、3食にしたとすればそんな感じ。1食に慣れれば、それで十分になる。「我慢、忍耐」は必要ない、ゆっくり減らして、慣れていけばいい。
☆「食べない」というシンプルなルールが気に入った。痩せる、老化防止、集中力アップと聞くと、どうしても「本当か?」と疑ってしまうが、実際に自分の体で実験できるのがいい。しかも0円で(逆にお金が浮く)。
もっと知る! キーワードちゃん!
オートファジー
・ギリシャ語でオート(食べる)、ファジー(自分)という意味。
・体の栄養状態が悪くなった時に、たんぱく質を分解、再利用して、新しい細胞を作るしくみのこと。
・食事からとるたんぱく質よりも、体内で作られるたんぱく質のほうが多い。
参考文献
吉森 保<細胞が自分を食べる「オートファジー」
病気にも深くかかわる生命現象の謎に迫る>WAOサイエンスパーク:http://s-park.wao.ne.jp/archives/1515
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