【本】3%の人しか知らない、コインの裏側を。本当に幸せなお金持ちたちの幸せメソッド!

本書の特徴は単にお金を持っている「お金持ち」とお金や人脈や経済の自由を手に入れた「幸せな成功者」をわけているところだ。
つまり、お金があるだけでは、幸せな成功者にはなれない、ということ。
じゃあ、ほかになにがあればいいの?
というところを教えてくれるのがこの本だ。
作品情報
タイトル / 世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと
出版年 / 2013年9月27日
著者 / トニー野中
価格 / 660円
出版 / 三笠書房(王様文庫)
電子版 / ○
3%の人しか知らない、コインの裏側を。本当に幸せなお金持ちたちの幸せメソッド!
☆お金を稼ぐ段階から抜け出す「経済の自由」。好きな人と好きに遊べる「人脈の自由」
☆世界の大富豪たちが実践している「思考」と「習慣」を学ぶ!
ポイントまとめ
☆お金がすべての人は一生、お金のことで振り回されつづける!
☆心のブレーキを外せば、空高く飛べる。
☆自分が”本当にしたいこと”を目標に!
☆お金を”稼ぐ”という段階から抜け出そう!
☆自分の収入額は自分で決めよう!
☆会社の収入だけに頼らず、複数の収入源を作ろう!
幸せな成功者が幸せな”わけ”
お金があって、友だちもいて、家族もいる。
自由な時間があり、だれにも邪魔されない幸せな毎日がある。
そんな素晴らしい生活を送っている人たちは、いったいなにを考えているのだろう。
1日をどう過ごし、未来をどう計画しているのだろう。
この本では、数々の大富豪たちの話を聞いた著者が、彼らの幸せの「秘訣」を1冊にまとめた、人生の教科書である。
中には意外なアドバイスもあるが、ほとんどは「すでに私たちが知っていること」だ。
つまり、当たり前のことを当たり前にするのが、成功のポイントになる。
本書を読み終えて、改めて思い知らされた。
「自分を大切に、そして相手を大切に」
本のもくじ
※長くなるため、各項目は1部抜粋して表示しています。
プロローグ 97パーセントの人が知らない真実–ここから人生は変わり始める
「コインの裏側」を想像できますか? ……3パーセントの本当に幸せな成功者たちから学んだこと
もし4億円が当たったら、何に使う?
心のブレーキをはずして、潜在能力を全開にする法
私はどのようにして、「幸せなお金持ちたち」に出会ったのか?
「お金持ちになること」を人生のゴールにしないのがコツ
第1の秘密 生き方–大富豪になるための条件を明かそう
「なぜあの人は、大金持ちになれたと思う?」……宝くじを当てた95パーセントの人は、5年以内に当選金を失う
「”想像するだけで心地いいこと”を究極の目標にするんだ」
第2の秘密 仕事–君は、何のために働いているのかい?
「仕事を楽しめているかい?」
第3の秘密 お金–大切にするから、信じられないほどお金にモテるんだ
「それでは真面目に一生懸命やっても、残念な結果になってしまうよ」……大富豪は、目のつけどころが、まるで違う
”支配される人生”から抜けだすには
第4の秘密 富をふやす–働かないでも、お金が入ってくる仕組みを持つんだ
眠っている間もお金をふやせる
第5の秘密 時間–大金を稼ぎつつ”自由な時間”もたっぷりあったら最高だろう?
「忙しすぎて何もできないなら、ある意味、お金がないのと同じだよ」……時間の自由がある人、ない人
「”自分でコントロールできないこと”で悩んではいけないよ」
第6の秘密 大好きなことをする–仕事、旅行、遊び……時間をつくるのはこんなに簡単!
「”1番楽しいこと”に、時間を当ててごらん」
「”遊び”から、こんな事業が生まれることもあるんだ」
第7の秘密 人間関係–恋人、友人、家族、メンターは、かけがえのない財産だよ
「こんな人からは、絶対に離れたほうがいい」
第8の秘密 人間的魅力をつける–ハイレベルな人から一目おかれるコツを教えよう
第9の秘密 運命の人–10年後も変わらず、その人を愛していると思うかい?
「好きな人と結婚しているようじゃダメだよ」……なぜ、幸せなお金持ちに離婚する人はいないのか?
第10の秘密 心と体–一生、元気でパワフルに、人生を楽しまなきゃね!
「120歳まで予定がある人」「定年後が見えない人」
お金がすべての人は一生、お金のことで振り回されつづける!
「お金で人は幸せになれないんだよ」
「お金はゴールではない。必要な程度のお金があればいい。お金は、あってもなくてもいいのだ」
「コインの裏側」を想像できますか? より
アメリカの投資家ウォーレン・バフェット*は世界富豪ランキングに入るほどのお金持ち。
しかし、彼の家は50年前に買った300万円程度の質素な家で、それが生涯で1番高い買い物だという。
本当に大切なものはお金では買えない。
家族への愛情、他人への奉仕。
お金がすべての人は一生、お金のことで振り回されつづける。
幸せなお金持ちほど、いくら高価な物を持っていても幸せになれないことを知っている。
ウォーレン・バフェットは、慈善団体には多額の寄付を行っている。
自分の贅沢だけにお金を使うのではなく、多くの人の助けになるお金の使い道をしているからこそ、彼の周りには人が集まってくる。
【ポイント】
☆お金がすべての人は一生、お金のことで振り回されつづける!
心のブレーキを外せば、空高く飛べる
私たちは3、4歳のころからさまざまな世間の常識にもまれるうちに、「自分は、これくらいにしかなれない」というブレーキが心にかかります。
しかし、そのブレーキをはずしさえすれば、空高く飛べる能力は、また再び解放されるのです。
しかも現在、どんな状況だろうが、学歴があろうがなかろうが、性別や年齢にもまったくとらわれず、大富豪になることはできます。
「コインの裏側」を想像できますか? より
小さなビンに閉じ込められたノミは。はじめはそこから逃げようと高く飛び跳ねるが、何度も蓋に当たり失敗するうちに、もう飛ぼうとはしなくなります。
そして、ビンから外にだした後も、ビンの高さまでしか飛ぶことができなくなります。
1度、あきらめて、心のブレーキをかけてしまえば、自由になった時に、自由に動くことができない。
自分の力を抑え、満足に飛べずにいる。
子ども時代、誰にでもあった大きな羽は、何年も使わないうちに小さくなり、固まっている。
いま、その羽をもう1度広げて、自分の力を解放しよう。
幸せな成功者は、成功者になる前から「自分はぜったい成功する」と信じている。
【ポイント】
☆心のブレーキを外せば、空高く飛べる。
自分が”本当にしたいこと”を目標に!
「大富豪たちが思い描くゴールは、”それを達成したら、次の日に死んでも後悔しないもの”」
これは、テレビでセレブたちの生活を観て、「あんな暮らしをしてみたいなあ~」と漠然と憧れる程度では弱いのです。もっともっと、”子どものころから一番望んでいたような、心地よいこと”である必要があります。
第1の秘密 生き方より
目標を立てるのは意外とシンプルだ。自分の心に正直になればいい。
世間が求めるものや他人の目を気にせず「自分が本当にしたいこと」をそのまま思い描けばいい。
ここで自分の気持ちに正直にならなければ、ずっと”偽物の目標”を追いかけることになる。
偽物の目標を達成してもまったく嬉しくないし、そもそもその目標を目指すモチベーションが低い。
そんな人はほかにもいっぱいいる? だれしも自分の好きな目標を追いかけているわけじゃない?
たしかにそうだ。
だが、一方で、自分の真の目標を掲げ、それに向かって、突き進む人もいる。
自分がそのような充実した毎日を”わざわざ”避けて通る必要がどこにあるというのだ。
もう一度、よく考えよう。
【ポイント】
☆自分が”本当にしたいこと”を目標に!
お金を”稼ぐ”という段階から抜け出せ!
「中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる」
ロバート・キヨサキ
幸福な成功者とそうでない人との、お金についての考え方で一番大きな違いと言えば、普通の人は「お金を稼ぐ・貯める」でしかないことです。
とにかく稼ぐことにガムシャラになる。幸福な成功者は違います。
「お金を使う・ふやす」に、かなり意識を傾けています。
第3の秘密 お金より
自分の手足だけで働くのには限界があり、一定のお金を稼ぐことはできるが、それ以上は難しい。
それはまだ、自分でお金を”稼ぐ”という段階から抜け出せていない。
肉牛家は、牛を育てて売ったらそれで終わる。
しかし、酪農家は、1頭の牛からミルクを搾り続ける。
長期的にお金が発生するシステムを作ることが、お金持ちへ近づくコツだ。
そして、お金を貯めるのではなく”使う”という意識。
セミナー、勉強会など、自分のスキルをアップさせてくれるものに惜しみなくお金を使い、絶えず自身のアップデートを欠かさないこと。
まずは毎月1冊本を買ってみるのもいい。
お金を使うことで、新たな世界を知り、確実に自分の経験になる。
【ポイント】
☆お金を”稼ぐ”という段階から抜け出そう!
自分の収入額は自分で決めよう!
家計も含めて、自分の人生に関することは、すべて自分でコントロールするというのが、大富豪の発想です。
パートナー、会社、国家……など、自分以外の他者に依存するということがありません。
独力で生きていくからこそ、その基盤となるお金を大切にするのです。
第3の秘密 お金より
お金を稼ぐ、という段階から抜けだし、他者に依存することなく、経済、生活の自由を手にしたもの、それが幸せな成功者。
就職するまで親に頼り、社会にでてからは会社に頼り、退職したら国家が配分する年金に頼る。
人がくれるお金に頼るだけの人生では、いつまでも自由が手に入らず、支配されたままで終わります。
「働いた時間分、給料をもらう」は従業員の発想。
「経済の自由」を手にして幸せな成功者になるには、少なくとも”自分の収入額は自分で決める”必要があります。
同
【ポイント】
☆自分の収入額は自分で決めよう!
会社の収入だけに頼るな!
私たちは学校でも、会社でも、お金は労働の対価として入ってくるものだと教え込まれ、それを唯一の収入源であるように錯覚しがちです。
しかし世の中には、その権利を持っているだけで入ってくる不労所得が、いくらでもあります。
第4の秘密 富をふやす
幸せな成功者になるには、会社からもらう給料以外に、”別に”入ってくる収入を作らなければならない。
その第一のステップが不労所得を得ることだ。
株、土地やマンションなどへの投資物件、本の印税、発明品、情報商材。
だれでも簡単にはじめられるネットビジネス、アフィリエイト。
これらのジャンルでお金を稼ぎ、富を増やしていけば、いずれ会社の収入だけに頼らない生活ができ、「経済の自由」を手にすることができる。
収入源は複数あったほうがいい。
【ポイント】
☆会社の収入だけに頼らず、複数の収入源を作ろう!
悩みのほとんどは未来か、過去
☆いまの2倍の効率で仕事するにはどうすればいいか。もう1人雇えばいい。2人雇えば、あなたは遊びにいける。自分の手足だけでしかお金を稼げないままでは、いつまでたっても手足分の給料しかもらえない。
☆これからすべきことは、世間や親に仕込まれた「心のブレーキ」を少しずつ外す練習だ。子どもの頃を思い出せ、もっと早く走ろう、もっと自由にいこう。気の向くままに。他人の考えなんて、昔は、ちっとも気にしなかっただろう?
☆三日坊主も10回繰り返せば、1ヶ月坊主になる。ようは考え方と、工夫しだい。
☆1日にやることを詰めこみ過ぎて、息が上がり、苦しくなり、あきらめてしまう人。それは自分の力不足? いいや違う。やることがいまの自分に合っていないのだ。筋トレでいきなり30キロのダンベルを持ち上げようとして顔をまっ赤にする人。いまの実力がわからない人は悲劇だ。はじめたてのメラメラ燃え上がる熱気は、等身大の自分を見えづらくする。
☆好きなことを仕事にできないとき、「周りだって好きなことを仕事にできる人は少ない」というのは、自分に対して失礼だ。それは、自らの可能性を否定し、その他大勢のつまらない人間です、といっているようなもの。高く飛ぼうとしている羽をがしっと握りしめて離さないのはほかでもない、君自身だ。
☆悩みのほとんどは、未来か過去のことだ。すでに起こったことを悩んでもしょうがないし、これから起こるかどうかわからないことで頭を悩ましても時間の無駄。つまりそれだけ「いま、この瞬間に集中していない」ということ。よく考えると、こんなに馬鹿らしいことはない。未来も過去も、ぐずぐず考えるのはきっぱりやめよう。
☆与えられた環境の中で、自分を生かせられる人は強い。
☆マイナスなイメージが浮かばない人はいないんじゃないか。例えば「明日の発表会、うまく話せるかな、みんなにウケるかな」冷たい目で見られて、バカにされるんじゃないかなと想像する。よく考えると、本当に自分のイメージ通りに”失敗”したとして、嫌な気分を2度味わうことになるんじゃないか? つまり、イメージで失敗した分と、本当に失敗した分の2回だ。どうせなら、嫌な思いは1回だけにしたいよね。
☆自分の手を汚さず、家で寝てるだけでお金が入ってくる人たちがいる。それを改めて考えると、毎日真面目にこつこつ働くのがバカらしくなってくる。
☆もっとずる賢くいこうじゃないか。真面目ちゃんは卒業だ。楽をして、自由気ままに生活するにはどうすればいいのか、にやにやした顔で考えよう。
☆速さを意識すると、物事は驚くほどスムーズに進む。手を止めている暇がないから、余計な考えで時間を失わない、ロスタイムが少ないから作業が驚異的なスピードで進み、明日、明後日、1週後の仕事をすでに終わらせている。周りが残業をしている中、気の合う友だちと飲みにいく。
言い聞かせる必要がなくなるくらいに
いろんな人の成功体験を聞いて、学ぶ。
それを自分の「これから」に生かせるように学ぶ。
偉人の考え方や、素晴らしいアイデアをじっくり自分の中に染みこませる。
迷ったときや、困ったときは、先人たちの言葉をまた聴きにいく。
1年? 3年? いやもっとかかるかも。
何回も何回も自分に言い聞かせる。言い聞かせる必要がなくなるくらいに。
とても長くて、時間のかかることだけど、いつの日か、はっと気づく。
「あ、自分、変わってる」
考え方が身に付いた証拠だ。
本当に自分がレベルアップしたときって、驚くほど静かだ。
昔、自分を苦しめてきた「問題」の答えは見つかり、迷いは消えた。
ようやく……はじまった気がする。
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終わり
<さよなら!>
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