ドラクエではどうしてだんだん武器が強くなるの?
ドラゴンクエストにはさまざまな武器や防具が存在します。
冒険がはじまって主人公が装備している武器は弱いものです。スライムは倒せるかもしれませんが早くそれよりも強い武器を買ったほうが戦闘で有利になります。
武器ならこうげき力、防具ならしゅび力が上がります。その力を表す数値は冒険が進むにつれて多くなります。次の町や村に進むたびに武器屋に置いてある武器はその前の場所の武器より性能が高くなっていきます。
どうして、はじめから性能の高い武器を売っていないのでしょうか。はじめの町で「はがねのつるぎ」や「はじゃのつるぎ」が売られていればモンスターを倒すのも簡単になるでしょう。
まるで並べられたかのように武器と防具がだんだん強くなっていくのはおかしい。
しかしよく考えれば、当然のことだとわかります。
武器や防具はなんのために売られているのでしょうか。ドラクエの世界では人間同士の争いよりもモンスターから身を守るために装備が売られています。
武器や防具を作る人はモンスターとの戦闘で役に立つように作ります。ある村の鍛冶屋はその地方に生息するモンスターに合わせて武器を作ります。そのモンスターと戦うのに不足のない性能の武器を作ります。
武器を作るのも材料や時間がかかりますから、できるだけ安くて強い武器を作ろうとします。お客さんにはその村の周辺のモンスターを倒せるくらいの武器を売れば十分なのです。
一撃必殺のものすごく強い武器を売れば旅人には嬉しいでしょうが、商人に負担がかかります。モンスター、主人公のレベルに合わせた適正な価格で販売するのが1番効率的なのです。
モンスターはじょじょに強くなっていきますから、それに合わせた結果、武器や防具も強くなっていきます。
近所でスライムが現れる村の武器屋なら「どうのつるぎ」を置いていれば結構です。旅人はそこまで負担のかからない値段で武器を購入でき、その性能も困らないレベルだからです。
需要と供給。ドラクエの世界のビジネスもその原則に沿って展開されているようです。
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