苦悩の状態とは”自分中心になった意識状態”のこと。

参考文献:ナミ・バーデン、河合克仁「世界中の億万長者がたどりつく『心』の授業」すばる舎
ポイントまとめ
☆苦悩の状態とは”自分中心になった意識状態”のこと。
☆美しい心の状態とは、”いまに集中できている”こと。
☆この世は、自分によく似た主人公が登場する映画。
苦悩の状態=自己中心的な状態
苦悩の状態にいるとき、人は漏れなく「アイコンシャス(I Conscious)」の意識になっています。この「アイ」とは英語の「私」。つまり、自分が中心になった意識状態であるということです。
第1章より
苦悩の状態とは、自分中心の考え方しかできなくなった状態のこと。
私の物、私のお金、私の権利、私の時間。
こうしたときに、なにかで失敗したり、傷つけられたりすると、必要以上に痛みが増し、ネガティブになりやすい。
そうして時間がたつと、「自分はネガティブなんだな」というキャラクターを作ってしまう。
【ポイント】
☆苦悩の状態とは”自分中心になった意識状態”のこと。
いま、に目を向けること
目の前のことに集中しているときには、ネガティブな感情が一切生まれません。
(中略)
ただ純粋に今、目の前で起きていることを感じ、すべきことに没頭している状態なので、仕事も確実に早くなりますし、喜びや感動を味わいやすくなります。
第1章より
「美しい心の状態」になれば、自分がなにをすべきなのかがわかる。
迷いがなく、自信をもって行動できるので、いい結果に結びつきやすい。
質の高い仕事ができ、充実したプライベートを過ごせる。
いまに集中するということは、過去や未来のことで頭をいっぱいにしないということだ。
こうした美しい心の状態にする、それを維持する、ことが大切だ。
【ポイント】
☆美しい心の状態とは、”いまに集中できている”こと。
ちょっと遠くから眺めてみる
☆「ポジティブに!」といっている間は、実は苦悩の状態だ。美しい心は、底から生まれるものであり、それは、ネガティブな感情を無理に払いのけて、ひきつった笑顔で「美しい!」というものではない。
☆上辺だけの感情をコントロールする技術はもうたくさんだ。本当のところ、それをしてなんになる? 自分の心と正面で向きあおう。そして美しい状態にしよう。
☆すべきことがわかっているだけでは足りない、それは自分にとって「最善」なのかが重要だ。さあ、自分の心に問いかけ、「君が一番したいこと」をはっきりさせるんだ!
☆落ちこみやすい人ほど、自己中心的になっている。「私なんて」「私ばっかり」「なんで私が」自分に不幸が降りてくるわけではない、すべて、自分から生みだしているものなのだ。
☆毎日鏡に写った自分を見て、ダメなところを1つずつあげていく。そんなひどい生活を君はしている。鏡を壊せ!
☆自分に執着しないというのは、なんだか難しく思える。例えば、これが「ベンチ」なら楽だ。私が公園のベンチに執着し座っているのなら、そこから立ち上がり、去ればよい。だが、自分の場合は、どこにいってもついてくる。なにをするにしても自分が必要なのだ。よし、考え方を変えてみよう、「視点」だ。これなら変えることができる。自分ばかりを見ずに、目の前の対象に集中するということだ。なにかを見るということは、なにかを見ないということだから。
☆自分をちょっと遠くから眺めてみる。君がいまにも溺れそうに海で手足をばたつかせているなら、それをちょっと遠くからボートに乗って眺めるのだ。
☆悩みを抱えているときは、この世界は、自分によく似た主人公が登場する映画だと思えばいいのだ。君はそれを座って見る観客の1人だ。時に主人公が悪口をいわれ、殴られ、蹴られれば、多少君はよく思わないかもしれないが、それでものんきにポップコーンを口に運ぶのだ。
【ポイント】
☆この世は、自分によく似た主人公が登場する映画。
かっこよくなかったときに
「かっこよくあるべき!」と宣言したその日から、ある問題に頭を悩ませてきた。
それは、「かっこよくなかったとき」にどうするかだ。
自分の理想象より”下の”自分が現れたとき、なんだか心が落ち着かない。
情けない、ダサい、失望する。言葉はいろいろだか、とにかくいい思いはしない。
~ではなかったとき。私たちは自分からちょっと離れる必要がある。湧いてくる感情を整理するのはそれからでいい。
感情にふたをして、1歩2歩下がるのだ。
背を向けて逃げるのではない、後回しにするのではない。
おおいに考えようではないか。感情を受け止めようではないか。
そのために、1歩2歩下がるのだ。
ポイントまとめ
☆苦悩の状態とは”自分中心になった意識状態”のこと。
☆美しい心の状態とは、”いまに集中できている”こと。
☆この世は、自分によく似た主人公が登場する映画。
参考文献
ナミ・バーデン、河合克仁「世界中の億万長者がたどりつく『心』の授業」すばる舎
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