雨が降ったときに、パラソルの中でするような話をひとつや2つ。それは喜劇か、悲劇か、またはビジネスか。

絵になり、ゲーム画面にもなる。それが、GRIS 感想・考察

2019/11/03
 
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☆☆☆昨日を超える、きょうとなれ!☆☆☆ 1996年生まれ。24歳。ブログ歴もうすぐ3年。目標ブログ月収10万円! 「最初の読者は自分」をコンセプトに、まず第1に自分が読みたい! タメになった! 毎日きちゃう! 記事・ブログづくりを行っています。 自己啓発系 月5~6本、テレビゲーム系 月1本ペースで執筆中!
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「寝る前にプレイすべきゲームランキング」

を作るなら、きょう、このあと紹介するタイトルを入れたいと思います。

ゆったりとしたプレイ感と睡眠導入BGMみたいな優しい音楽で、すぐにとろんと目が重くなりますよ。

ぜひ、チェックしてみてくださいね。

記事のお供に

ゲームのオリジナルサウンドトラックです。

作品情報

タイトル  / GRIS (グリス)

発売日   / 2018年12月13日

ジャンル  / アクションアドベンチャー

プレイ人数 / 1人

機種    / Nintendo Switch、Steam、iOS

価格    / 1780円

容量    / 3.9GB

開発    / Nomada Studio

販売    / Devolver Digital

マイニンテンドーストア商品紹介ページ:https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000014007

※パッケージ版の販売は現在なし。

こんな方におすすめ!

・リラックスできる、簡単なゲームを遊びたい!

☑ 派手な戦闘や、騒音とは無縁なマイルドなゲーム。

☑ 森や海などいつまでもいたいと思うような心落ちつくエリア。

☑ プレイ時間約4時間。

絵になり、ゲームにもなる。直線と配色の見事なハーモ二ー!GRIS!

☆色が吹きこまれるたびに、鮮やかに、美しく。Nintendo Switchで体感する、不思議なアクションアドベンチャー!

☆プレイが一層華やかに。だれでもできる基本操作と特殊能力。ゲームオーバーがない優しいバランス設計。

☆黒い服を着た少女が自身の世界に迷いこんだ。失ったものをもう1度、手に入れるために……。

トップレビュー

●この世にあるゲームの中で最も美しい! という人がいるくらい。

●動かせる絵本だと思ってください。

●2D横スクロールアクション。たまに主人公が豆粒に感じるほど、画面を広げることで、ステージの全体的なアート感が際立ってる。

●公式アートブックを1枚1枚めくっているようなプレイ感覚。

●横スクロールのゲームって苦手なんだけど、今作は自分でもびっくりするくらい世界観にのめり込んだ。まず、邪魔な敵、うっとうしいギミックが存在しないこと、何度もリトライするようなストレスを与える設計ではなく、反対にストレスを和らげてくれるようなゆったりした、気持ちのいい音楽と映像がよかった。

評価

<BIG Festival Awards 2019>ベストゲーム&ベストアート賞!

<2019 Webby Awards>ベストビジュアルデザイン賞!

<2019 Game Developers Choice Awards>ベストビジュアルアート賞!

吸い寄せられていく、不思議な感覚。

絵にもなり、ゲーム画面にもなる。それがGRISだ。

絵画の展示会。心をつかまれた1枚の絵の前でSwitchのコントローラーを握る。

すると、黒いドレスを着た少女が現れ、絵の中を走り、階段を上り、となりの絵へとジャンプしていく。

彼女はなんなんだろう、なぜ、ここへ来たのだろう、どこへ向かのだろう。なにを見せてくれるのだろう。

絵を見ていたはずの自分が、どんどんその世界の中に吸い寄せられていく。

こんな不思議な体験ができるのが、GRISだ。

ゲーム内の映像や写真を見て、「いいな」と少しでも感じたら、その期待をGRISは最後まで裏切らない。

立ち上がり、進むことを決めた少女の物語。

最後の1枚の絵を見終わったときに、あなたの心に残るものは……。

GRISのゲームシステム

ゲームの目的、流れ

・全6章。

・「赤」や「緑」など、色を取りもどしていく。

・色は各エリアの女性像までいくと取りもどせる。

・色を獲得すると、ゲーム画面にその色が追加される。

メモ

状況を説明してくれるセリフや文字がなく、明確な目的はない。プレイヤーのそれぞれの解釈でゲームを楽しめるようになっている。

レビュー

●1本道なので、前に進めばぜんいんがクリアします。だけど、100人いたら、100通りの答えがあるんだろうなー。感想を知り合いと共有しあうと面白いかも。

●色を取りもどすたびに、どんどんゲームが美しくなっていく。そもそも、序盤の、白黒の世界だけでも「いいな」と感じさせるのはすごい!

ステージ・アクション

・ゲーム画面は主人公の移動に合わせて、主に、横スクロールで進んでいく。

・一定の範囲を超えると、通った場所に戻ることはできない。

・ステージにはさまざまな仕掛けがある。

・例「一定間隔で消えたり現れたりする足場」

・例「壊して先に進むことができる地面」など

・主人公のアクションは「走る」「ジャンプ」が基本。

・ステージ内にある、白く光る球体を集めることで次のエリアへ移動できるようになる。

・特殊能力として「ドレスが四角になり重くなる」「2段ジャンプ」「水中を泳ぐ」「歌を歌う」などがある。

・特殊能力は、ゲームを進めていくとゲットできる。

・ゲームクリアに関係ない、寄り道、収集要素がある。

・特定数の石塚を壊す、白い球体を集めるなど。

・実績を解除すると、ゲームのポーズメニューからチェックできる。

メモ

主人公の体力ゲージがなく、ダメージを受けたり、死ぬような仕掛けは登場しない。ちょっとした仕掛けもあるが、悩んで「詰む」ようなものではなく、だれでもクリアできる優しい設計。

レビュー

●壊せる地面の上を通ったときは、コントローラーの振動でぶるっと教えてくれるので、助かります。

●チャプターやゲームオーバー画面で区切らないから、ゲームの世界がはじめから終わりまでずっと続いていくのが素敵。

●このゲームでの「ミス」は例えば、ジャンプのタイミングが早くて、向こうに飛び移れなかった、程度でそれ以外は思いつきません。

GRISのここが面白い!

アートな世界観が面白い!

自分で動かすからこそ味わえる、この美しさと感動!

段差を超える、宙に舞う、生命体と触れあう。

このゲームで体験できること、すべてが「美しさ×○○」

鉛筆で描いたような素朴さの上に、濃く、鮮やかな色が交ぜられる。

このアートな世界を探検できる喜び、面白さよ!

シンプルなアクションが面白い!

世界観を壊さない、直感的で開放的なアクション。

ドレスを四角に変形させて、重くなり、オブジェクトを壊す。

がしゃん! と鳴る、気持ちのいい破壊音。壊すことでこの世界に触れる楽しさ。

2段ジャンプで遠くまで飛ぶ。届かなかったところに届く成長の喜び。

キャラクターがアクションをとるたびに、画面が一段と輝いて見える。

世界観に華を添える、アクションゲームの手本!

楽しみスケッチ~おいそれとレビュー~

世界的アーティスト、「文系のヨシコさん」とコラボした、ゲームプレイ日記、特別バージョン!

おふわん

玉になって、四角になるもの。

それは、声。

もがき、伝えられていくもの。

それは、自由。

降りそそぎ、弾けるもの。

それは、心。

見事な傾斜から落ちてきたボールは、お寺に飾られ、120本の足が砂利道を鳴らす。

エンターミナル。名もなき少女の冒険。

ぐつぐつと煮え立つ、発展と狂気の影に、さらり。

ねじ曲がる小指

作品世界を壊す、ねじ曲がった小指。

きょうはチャーハンを持ち帰るだけ。

ここには、なにもない。

端から端まで、カサカサして、私のステップとホップとジャンプを小粋にさせる。

足を動かすには、筋肉が必要だ。

私の筋肉は、こすれたときの静電気。

ぱちぱちいって、隠れた似顔絵が浮かぶ。

少女は、途方もない世界へ投げだされ、ため息をつき、次に助けを求めようとした。

だが、喉の奥の自分がそれを許さなかった。

夕日別れの橋

旗を掲げた反動。いわずと知れたラッキーチャンスモデル。

目を細め、いまにも崩れそうな橋を走り抜ける。

こんな夕焼けは知らない。

身体を毛布で包まれたような、まどろんだ気分。

はっとして、水分の散った手で、服をこする。

夢はまだ見ちゃダメ。夢の夢はもっといけない。

それは360度回る首を手に入れるということだし、開き続ける扉を目の前にするということ。

そうなったら、だれがアニメを予約するんだい?

観る者を褒める三角形。少女の鼻筋を通る、三本槍の旧友。

あしたはどこ? いまはだれ? スケッチで笑おう。それはそれは、情熱を持って。

緑の約束

どうしても、清く、正しく、美しくありたい。

野菜をしっかり食べて、毎日体重計に乗って、

犬を散歩させるだけの腕力をつけて、

丸みのある四角になりたい。

ざわざわした高台から見下ろす小鳥になりたい。

夢はピーピー、なんならフレンドリー。

床下の住人は、もっさり生い茂ったアフロ頭を、時計回りに振り回す。

浮遊時間。特急はただいま運休中です。慌てずに、ベッドにお戻りください。

どぼん星

千本の温かい針が、私の体に降りそそいだ。

頬に手をつき、指先にさらさらした感触を感じながら、本の次のページをめくった。

「染みこみ、潤いを与えるもの。窓辺に座ったのは昔飼っていた猫の”写真”。この時間になると、いつもだれかが置いて、消えていく。その正体を教えてくれるのは、動くことをやめないカーテンだけ」

くるくる回して、振ってみる。カチカチ押して、転がしてみる。

おっと、手からこぼれたが最後、どこまでも転がり続け、台所を駆け抜け、チーズをかじる。

まずいぞ。これは、アマネ老人を呼ばなくては!

少女はドレスを震わせ、鉛筆を削る。しゃりしゃりしゃりしゃり……。

砂糖は導いてくれる、なにかを。

月しずくの晩に、目が合ったケモノ。

くれてもいいんだよ。大切にね。触ったら壊れるかもよ。やっぱり布に包んでおこうか。家に帰って、すぐ箱に入れればだいじょうぶだよ。

ケモノは、うなずき、白い息を吐いた。

少女は、お礼に、歌を歌った。

花たちがうれしそうに咲き、ピーチクがお子様コップを掲げた。

空に金平糖が打ちあがり、砂糖職人は奇声を発した。

「すいません、100歳以上はお断りです」

「オレンジジュースは3杯まで」

ルールを守って、甘いステージに仕上げよう

飾りつけ担当は、もちろん、あなた。

さあ、彩って! 角砂糖120個分のテンションで!

コラム

ゲーム考察

GRISの世界をさまざまな視点から読み解く、非公式の考察コラム。

声を失い、色を取りもどしていく、彼女の物語。

あなたなら、どう読み解きますか?

主人公

・主人公の名前であるGris(グリス)はスペイン語で「灰色」を表す。

・灰色は、ゲームがはじまってすぐの世界の色、白と黒を混ぜた色で、この灰色のステージの名前、そこにいる彼女のあだ名が「グリス」とも考えられる。なので、彼女の本名は別にある。

・「声」を失って、像が壊れたことから、「声」は彼女にとって「自分」そのものを表していた。歌を歌うのが好きとか、歌を歌うことで自分を表現していた。プロの歌手だったのかもしれない。

・このゲームは、彼女の精神世界。ゲーム内で見かける女性の像は、彼女の「現実」での姿を表している。

・声がでなくなるケースとして「心因性失声症」がある。これは心理的ストレスが原因で声がでにくくなる、でてもかすれ声になる(実際に声を取りもどす前の主人公はかすれた声だった)というもので、比較的、女性に多い病気。

・大地(赤)に植物(緑)が育ち、やがて雨(青)が降り、夜になって月(黄)がでる。色は、主人公の精神世界がじょじょに成長、再生していく様子を表している。

生命体

・人間の体の中にはたくさんの「菌」が生息している。ゲーム内に登場した小さな生命体たちは、主人公の「精神世界に住む菌」といえる。

・彼らは、主人公の精神の中で共生している。この中で生まれ、育ち、集団を作る。

・体内のゴミを食べてくれたり、植物の種を運び森を広げる役割を担っているのかも。ゲームでも主人公の進行をたびたび、助けてくれた。

黒い鳥

・黒い鳥、魚、黒い女性は元は同じものからできている。それは、彼女を非難する彼女自身の「声」や想いから。

・黒い鳥は執拗に鳴き声をだし、主人公の進行の邪魔をしてくる。声を失ったことの苦しみ、悔しさを表すような鳴き声だ。

・逃げても逃げても追いかけてくることから、現実でなにかにいつも追われている、圧迫感、余裕のなさを具現化したものだと考えられる。つまり、心理的ストレス、声を失った原因が、黒い鳥を作った。

色の力、ふしぎ、講座 (教養コラム)

GRISは「色」の持つ素晴らしさを私たちに教えてくれる。

色を取りもどして、画面にぶわっと新しい色が吹き込まれた瞬間、なぜ感動してしまうのだろう。

色の持つ特性、それにまつわる小ネタを紹介していくよ。

赤 「人の目を強く引きつけるアグレッシブな色」

最も目立つ情熱の色。大事なメッセージを伝えなければならないときや、自分を大いにアピールしたいときに使うと効果的。

色彩コーディネイト研究会「色のちから(色の力)-ビジネス&プライベートが楽しくなる!」より

●ゲーム内で1番はじめに取り戻す色。一定の間隔で突風が吹くエリアが印象的。荒れた大地や、殺伐とした建築物をより際立たせていた。

・現実では、信号機の赤、交通標識、マクドナルドの看板など、警告するときや、注目してほしいときに使われる。

・情熱や闘争心を表す。闘牛士が持つマントの色は赤だが、これは牛を興奮させるというよりかは、観客を興奮させ、それに反応した牛を襲ってこさせるために使う。

・ファッションでは、スカーフや腕時計、バッグなどポイント的に赤を使うとおしゃれに見える。

・食欲を増進させる効果もあり、サラダの中に赤いトマトがあるほうが食べたくなる。ショートケーキのいちごも同じ効果。

緑 「精神をリラックスさせる生命の源の色」

ゆううつな気分の時には、自然の色である緑でリフレッシュ。不必要なまでの現代の刺激から、心身を守ってくれるやさしさももっている。

●安眠エリアである、森でふんだんに使われた色。赤で興奮した精神を、ゆっくり抑えて、リラックスさせてくれた。

・緑色の波長は、脳の興奮を抑える効果がある。

・仕事場や、部屋に観葉植物など、緑色のものを置くとよい。

・疲れをとるというよりかは、気持ちを落ち着かせる効果がある。

・カーテンやカーペット、ソファーなどを緑で統一するのはやめたほうがいい。緑は、人の肌の色を悪く見せてしまうため。

・緑色そのものは、食欲を減退させる力がある。

・青信号や青汁など、見るからに「緑色」なのに、言葉に「青」がつくのは、昔は、緑を表現する言葉が存在しなかったため、緑を青と一緒にしてしまったから。

青 「世界中の人に愛される若々しいさわやかな色」

精神を落ち着かせたいときに効果的な青。空の色でもあり、海の色でもある青には、さわやかなイメージと冷静沈着なイメージが同居する。

●ゲームでは、雨、海、空の色で使われた、壮大な色。青色を取りもどしたときは、画面が一気に息を吹き返したような感動があった。

・日本人の好きな色ランキング1位。世界的にも非常に人気の色。

・興奮を鎮める作用がある。

・ゆっくり眠りたいときには青色のパジャマを着るとよい。

・ブルージーンズを最初に作ったのは、リーバイス創業者、リーバイ・ストラウス。作業着としての虫除け効果を期待して、インディゴでデニムを染めたのがきっかけ。

・店の内装を青一色にすると、商品がくすんで見えてしまう。

・食欲をそそる色ではないので、ダイニングの壁やテーブルを青にするのは避けたほうがよい。

・白と組み合わせることで清涼感が強くなるので、夏のインテリアにおすすめ。

黄 「冷静な選択が必要なときに、判断力を高める色」

注意を喚起するのによく使われる目立つ色。アジアでは高貴な色として、欧米では逆にネガティブにとらえられることも。

●地下に差し込む光や、月の明かりに使われた色。夜のステージに欠かせない、神秘的な色。

・黄色は光の屈折率が小さく、人間の目に飛びこんでくるように見えるため「進出色」と呼ばれる。

・小学生の帽子や、駅の線、工事現場のヘルメットなど、注意力や判断力などを促すためによく使われる。

・遠くに感じられる「後退色」である「黒」との相性がいい。

・中国の皇帝たちは、即位の際に、黄色の衣装を着ていた。「黄帝」と呼ばれる伝説的な皇帝もいた。

・キリスト教では、黄色は、不誠実、裏切りを想像させる色。レオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」で、イエスキリストを裏切った弟子、ユダは、黄色い服を着ている。

<参考文献>

色彩コーディネイト研究会「色のちから(色の力)-ビジネス&プライベートが楽しくなる!: カラーチョイスひとつで、物事が好転することもある!」清新舍

お役立ち情報

プレイ時間(クリア時間)

約3~5時間

セーブスロット数

1個

クリア後は章選択で好きなところからいつでもスタートできる。

アップデート情報

・2019年3月8日 無料アップデート「GRIS Undone」

・コンセプトアートと未使用楽曲を鑑賞できるモード。

実績解除

すべての実績解除方法を、写真でわかりやすく説明したブログ。

http://yumetoba.blog.fc2.com/blog-entry-511.html#1

セール情報

マイニンテンドーストアより

1780円 → 40%OFF! 1068円 2019/10/31日まで

会社&スタッフ

開発:Nomada Studio

・「GRIS」はスタジオ設立後、はじめてのタイトル。

販売:Devolver Digital

「MY FRIEND PEDRO」

「REIGNS: GAME OF THRONES」

ディレクター・アート / Conrad Roset

・スペインのアーティスト。

・自身のブログでも描かれた作品を見ることができる。

音楽 / Berlinist

「Gris (Original Soundtrack)」

「The Winter Hexagon」

・スペインのバンド。

・Amazon musicの試聴ページはこちら

・参考までにほかのアルバムを聞いてみたら、かなりハマってしまいました。

GRIS ROOM

GRIS(グリス)を遊ぶときに専用の「部屋」があったらいいなと思った。

部屋にはダブルソファと大型テレビが置いてある。

このテレビは、グリスだけの専用テレビで、ほかのゲームはもちろんできないし、チャンネルを変えたり、電源を落とすこともできない。

この部屋に来れば、24時間、いつでもグリスのゲーム映像と音楽が流れているのだ。

なにも考えないで、ただ、グリスの世界にどっぷり頭まで浸かれる。

ここには時計はない。いつまでも好きなだけ遊べばいい。

眠たくなったら、そのままソファで眠ることもできる。

朝、朝食を食べたあと、この部屋に来て、グリスをプレイしてもいいし、午後の読書タイムが終わったらここへ来て紅茶を飲みながら遊ぶのもいい。

「GRIS ROOM」という名の、休憩所として、いろんな人に貸して、使ってもらうのもいい。

ゲームを一通り終わらせても、また、もう一度はじめからプレイできる。

何周でも何周でも、プレイすることができる。グリスが枯れることはない。

ゲーム画面を写真立て風に使うという楽しみ方

グリスをクリアしたあとにする、お上品な楽しみ方。

・Switchをテーブルモードにする。

・グリスを起動する。

・自分の好きな章、好きな場所までいき、立ち止まる。

さあ、これで、あなただけのオリジナル”動く”フォトフレームが完成だ!

これは、ゲームを起動したまま、Switch本体を「フォトフレーム」にするというアイデアだ!

玄関や、廊下、食卓、リビングの花瓶の横、部屋の棚にSwitchを飾ろう。

自分の好きなシーンで止められたゲーム画面からは、環境音、BGMなどが流れ続ける。

雨が降っているシーンで止めると、雨が降り続け、森の中で止めると、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。

うーん、手元に持っていなくても、味わえる、ゲームの「世界」

ちょっと集中したいとき、勉強、リラックスしたいとき。

これがあれば、まるで、自分のすぐ近くに、ゲーム空間があるみたい。

日常生活の中に、自分のお気に入りの映像と音楽が心地よくとけこみつづける。

デジタル時代のインテリア。現実とゲームをつなぐ最高にわくわくする「小窓(フレーム)」

これは素晴らしい。

Switchだからどこでも持ち運べる。どんなゲームでも味わえる。

すべてのSwitchユーザーに送る、新しいゲームの楽しみ方です。

感想

※1部ネタバレあり。

総合的な感想

●映像きれいすぎ、なんですかこれ。

●絵のタッチが美しい。直線的な表現が秀逸。

●プレイヤーがキャラを操作できるまでの、オープニングの演出は圧巻。

●目を凝らさないとわからないような、複雑な仕掛けは存在しない。日々のコリをほぐす、ほどよいゲーム体験。

●体力ゲージも落とし穴もないアクションゲーム。基本的には「ジャンプ」で障害物を避けたり、次の足場へ飛び移ったりしてステージを攻略していきます。

●赤や青など「色」を取りもどしていくのが大まかな流れ。色は各エリアの像の場所へいくと入手できる。色を獲得するたびに、画面に新しい色が加えられて鮮やかになっていく。

●マリオの1-1とか、ステージが区切られているわけではなく、1本の道をずーっと進んでいきます。森や砂漠をイメージしたステージもあるので、その見事な移り変わりに注目。

●淡々と進んでいくゲームプレイ。ずっとスキップしているような、段差の少ないマップ構成が楽しい。

●チュートリアルばかりのゲームに慣れた私は、このゲームが新鮮に感じる。

●5時間のアニメーションといってもいい。この先なにがあるのが気になって、どんどん進んで、止めどきがわからない。

●人を殺したり、モンスターを倒したりするゲームが多い中で、今作に出会えてよかった。購入した自分を褒めてやりたい、よく買った! なんとなくだけど、「グリスを好きな人とは、気が合いそうな気がする」

●スタミナとか経験値、ポイント、リトライ、レベル、なんて言葉とは無縁なアクションゲームです。絵を描いていたアーティストが「ゲームを作りたい!」といって生まれた作品なので、アートがメインです。

序盤の感想

●最初の岩が邪魔で先に進めず、ぐるぐる歩き回っていたら、がれきの上に乗ることができるのに気づいてなんとかスタート直後の詰みは避けられた。

●ムービーシーンをそのまま動かしているようで、とにかく画面の繊細さに驚かされるね。

●息を吸っているのはどんな意味があるのかな? 落ち着いて考えようってこと?

●風の旅人やん。

●最初、色を1つも手に入れてないのにも関わらず、映像がとても鮮やかに感じた。

●四角になれる能力面白い。その状態でずんずん進んでいるところがかわいい。

●ジャンプのタイミング難しい。

●シンプル操作ながらも、ギミックの時間やバランスはややシビア。

●はい、間に合いません。落ちます。3回目です。がんばります!

●森のステージ、音楽と映像が気持ちよくてリラックスできる。箱ちゃんありがとうね!

●鳥の息を利用して進む、戦略的な私。

●光る点を集めて、橋を完成させるのか。点見逃したらだめだな。

●泣いている女性の像が怖いんですけど。あれって昔の主人公の姿?

●わざとなにもなさそうな、後ろとか前にいくと、光る点が隠れてあったりする。ぜんぶ集めるといいことがある的な?

●BGMがうるさく感じない、自然、でも印象に残る。

●赤の色を取りもどした時の、ぶわっと水の中に広がる赤い絵の具みたいな演出が素敵でした。

●最初、声がでなくなったみたいなシーンもあったね。乗っていた手がぼろぼろ崩れて、そして下に落ち続けて。主人公の感情とリンクしていたようにも思う。

●人が作った建造物は結構見かけるけど、どれもずーっと昔の物で、廃れてる。くるくる回る風車いっぱいあるとこ、よかったなー。

●りんご食べて、後ろについてきて、一緒に「四角」になってくれるボックスくんがかわいいー。仲間たちとは形が違うんだよね。

●緑のステージを寝る前にプレイする。あそこだけ繰り返し遊べる機能があればいい。ほんと癒される。BGMが睡眠導入周波なんだよなー。

●ゲームだから、カラスがどうしても「敵」か「敵じゃない」かにわけられるけど、私は敵じゃないと思う。鳴き声とかで邪魔はしてくるけど、つついてくるとか、足でつかんでくるとかの物理的な攻撃はないから。「邪念」を具現化した存在かな? 主人公の。

●手前に木の影が見えて、そして主人公が移動するメインの線、その後ろにずーっと並んでいる木々の描き方。2Dとは思えない奥行き、ぐーっと世界が深まって、奥になにがあるんだろうって想像できるよね。

●正解ルートじゃない方へいったときに、早めに気づかさせてくれるのも親切。逆戻りできないように障害物を置いてくれてるから、見落としとかで、無駄なゲーム時間が発生しない。

●重くなる、飛べる、能力を獲得したから、次は、「なにかを飛ばす」ような能力かな? 水を飛ばして仕掛けを解いたり、物体を軽く持ち上げたりも面白そう。

●何色あるかわからないけど、すべての色を取りもどしたら一応ゲームの区切りがつく。取りもどす、という表現だから、元々持っていたものが失われたということ。ゲームの雰囲気からして、はっきりした答えはでなさそうだけど、その分、あれこれ考察するのが楽しい。

●カラス戦、長引いたなー。こっちはカラスに対して有効な対抗手段を持っていないから、逃げるだけだったし。まさか、鐘の音が弱点とは。あの鐘は、勇ましい「なにか」を表すのだろう。

中盤の感想

●青色ってやっぱり海の色、空の色だから、すっげえ安心して心が落ち着く。あと、雨の色もね。雨降らすとか、反則だよー。画面が美しすぎて、もうなにも見えない……。

●海の上にぽつんと建つ神殿でひと息。この場所、行ってみたいなー。

●ちゃぷちゃぷした水の効果音がいいですね。BGMが静かなので、より大きく聞こえます。

●森のステージに雨が降った。印象が変わって、楽しい。

●ところどころ、水たまりができていて、中に入ると、音が小さくなる。

●泳ぐ能力か、なるほど、水のステージだからね。

●あのマントが、いつも助けてくれる。終盤で、マントを奪われ、すべての能力を失うという展開は、できれば遠慮してもらいたいけど。

●カラスも、黒いぱたぱたしたものが合わさって、できたものだから、襲ってくる凶暴な魚? と正体は同じかもしれない。

●魚に追われるところ、まさか自動操作とは……。ありがとう、このゲームに、ボス戦とか似合わないよ! 最後までそれでやりきってくれ!

●色を取りもどすときの女性の像が、だんだん完成してきてる。ただ、あの象の女性の髪は長いけど、主人公はショートなんだよな。昔の主人公だとしたら、あり得るけど。

●集めた光で、カメが動きだした。前まで動いていたカメに、再び力を与えて、動かした。光の新しい使い道だ。今後、別のなにかを復活させるエネルギーになるかもしれない。空に星を描くのは、巨大な「なにか」を復活させるための儀式か。そしてそれは、主人公に深いかかわりがある、もしくは主人公の中にあるなにか。

●氷ステージで、自分の残像を凍らせて、足場を作るという発想。

●夜になって、月がでて、花が咲いて、まじ神秘的になった。

●こ、声がでたああああ! 歌うのが好きな子だったんだろうね。花を開花されるくらいに。

●夜の神殿エリアは広かったなー。いままでで1番迷った。迷ったというほどでもないんだけどね。

●上下逆さまになる仕掛けもアートだよね。落ちても、すぐにやり直せる設計に拍手。

●花をぜんぶ咲かせることで、なにかアンロックしそう。

●「声」は彼女自身の力だから、それを取りもどしたってことは、エンディングも近い。

終盤、クリア後の感想

●いい終わり方だった。また、黒い影が襲ってきて、今度は女性の影になって、飲みこまれて、そこから立ち上がり、歌を歌い、壊れた像を蘇らせ、命を芽生えさせ、天へと昇っていく。無理に長引かせて、世界観を押しつけてくる感じがなくて、納得の終わり方だった。ありがとう!

●最後まで、同じ世界の中で完結するところもよかった。主人公の正体とか、夢から覚めた的な展開もありだけど、こっちのほうが、いろいろイメージが膨らむよね。これから先、彼女はどこへいくのか、とか。

●1回、女性像がばらばらに壊されるのは、昔の形は捨てて、もう一度、はじめから作り直そう、という意味かな。創造も大事だけど、それをするには、「破壊」も必要不可欠なんだと。

●章選択ができるようになったんで、自分の好きな、森、海ステージを気ままに探検したいと思います。お気に入りの場所で写真とって、音楽聞いたりね。

●能力の引き継ぎはないみたい。アンロック情報はすべてのデータで共有。

●道中に壊れた像を何体も見かけるので、この世界は少女が来る前にも、存在していて、別のだれかがさまよっていた可能性もある。少女が、この世界に何度も来ているかもしれないし、形は変えてるけど、昔の残留物は残って、遺跡になったり、神殿になっている。なら、この世界はだれが作ったのか気になるけど……。

公式プロモーション映像

ゲーム実況動画

商品案内

ダウンロード版

マイニンテンドーストア商品紹介ページ:https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000014007

※パッケージ版の販売は現在なし。

サウンドトラック


Gris (Original Game Soundtrack)

amazon  musicで配信されているデジタルサウンドトラックです。

設定集

終わり

記事を見てくれて、ありがとうございます。

最近は、YouTubeでGRISのサントラを聞きながら、眠っています。気持ちいい!

探したら、なんでもあるのがYouTubeの素晴らしさですね。

それでは。

<また逢う日まで!>



 

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ゲーム機の電源、ぽちっ♡

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