町作りのドラゴンクエスト
長い間、プレイヤーに感動と素敵な思い出を与えてくれたゲーム、ドラゴンクエスト。
斬新なゲームシステムはみんなを惹きつけ、あっという間に定着しました。勇者、魔王、モンスター、お決まりのルールが安定した楽しみを生み、その中でも常に未知なるチャレンジを続けていく。
町作りで魔王倒す?
ドラゴンクエストでは町が登場します。町の人々は中世ヨーロッパ風の生活を営んでいます。町には宿屋があったり、武器屋があったり、教会があったりします。プレイヤーが話しかけると、人々は思い思いにしゃべりだし、世間話をはじめます。家の中に入れば、たんすやつぼを調べることができ、中のアイテムを取ることもできます。
町は旅の疲れを癒し、これからの旅に備えて準備をすることができる場所です。しかし町はゲームの中では通過点に過ぎません。ドラゴンクエストでは多くの場合、悪の存在(魔王など)を倒して、世界に平和をもたらさなくてはいけません。魔王が町にいることはまずありません。
そこで、「町」をメインにしたドラゴンクエストがあれば「町」の素晴らしさをもっと感じることができるでしょう。
「町」を「作る」ドラゴンクエストの提案です。
町作りがメインのドラクエでは、プレイヤーはまず1つの町を作ります。
最初は特に特徴もない、平原の大地の上に町を作ります。持っている資材を使って家や建物を作りましょう。家の大きさや色、形など自分好みに作ることができます。
人が生活できる家が建てば、噂を聞いた人々がプレイヤーの町にやってきます。人々のステータスを見て、その人がどんなスキルを持っているか確認しましょう。中には、商人や傭兵がいるかもしれません。
商人がいれば、武器屋や防具屋、道具屋の経営を任せることができます。これらの売りあげは町の発展に貢献できます。商人のレベルを上げて、流通度や技術を上げ、よりよい商品を仕入れ、たくさん売り、利益を得ましょう。
傭兵にお金を払えば、町を危険から守ってくれます。モンスターが町に侵入すると、人や建物を壊したりします。盗賊の場合はお金や物を盗んだり、人をさらうこともあります。町にあるすべてのものがプレイヤーにとって大切なものです。傭兵を雇って、町の安全を守りましょう。また、教会を作れば町の中の秩序を安定させることができます。
町の人口が増え、設備が充実してくると冒険者がやってきます。冒険者は町にお金を使ってくれる大事なお客さんです。冒険者がもう一度来たいなと思うような町を目指しましょう。
宿屋、武器屋、防具屋など基本的な設備の確保と充実はもちろん、家の中のたんすやつぼにアイテムを入れておくと満足度が上がります。また、冒険者が必要とする情報を本棚に置いたり、興味を引くような、楽しいお話を町の人々に話させたりすることも必要です。
町が大きく発展すれば、勇者の一行が町を訪れてくれます。勇者が町に求めるのは魔王を倒すために必要な情報や物です。魔王に関する情報を持った人を町に呼び、でんせつの武器や防具、アイテムを仕入れて勇者の冒険をサポートしましょう。
勇者が魔王を倒せるかどうかは、プレイヤーの町作りにかかっています。