意志力ではなく、自分の意識状態を確認しよう

参考文献:ナミ・バーデン、河合克仁「世界中の億万長者がたどりつく『心』の授業」すばる舎
ポイントまとめ
☆理想にとらわれ、必要以上に抗うな。
☆意志力ではなく自分の意識状態を確認しよう。
必要以上に抗わなくていい
苦しさを紛らわせるための食事をしている限り、ダイエットに成功することはできないのです。
心を美しい状態にすれば、自分が本当に食べたいもの、食べたい量がわかります。自分の体の変化を敏感に感じ取ることができます。
(中略)
人生の質は、何かを劇的に変えなくとも高めることができます。毎日を意識的に過ごし、自分自身の感覚に従って判断し、満足感を得られれば、それだけで幸福な感覚に満ちていくのです。
第3章より
理想を掲げること自体がいけないのかといえば、そうではありません。人は理想を持つからこそ、そのために努力をし、自分の満足のいく人生を実現していけます。
しかしながら、理想像に必要以上にしがみついているときに、苦悩の状態に入ってしまうのです。
第4章より
物理的に叶えることのできない理想にとらわれ、必要以上に抗うから苦しいのです。
ほうれい線やしわを必要以上に気にする若い女性や、白髪など老いていく体の変化に必要以上に逆らっている人などは、いったい自分はどんな人になろうとしているのか、一度振り返ってみるといいと思います。
第4章より
【ポイント】
☆理想にとらわれ、必要以上に抗うな。
自分の意識状態を確認する
☆物事の継続に必要なのは、意志力ではなく自分の意識状態を確認すること。
☆「なんとなくお菓子を食べる」のではなく、最高にお菓子が食べたいときに食べる。「なんとなくユーチューブ」を見るのではなく、1番ユーチューブを見たいときに見る。「なんとなく」という時間の使い方をやめて、いまの自分の意識状態を確認しよう。
☆明日のことを考えながらきょうを生きていては、充実した1日にはならない。晩ご飯の事を考えながら昼食を食べるのも同じ。いま、この瞬間に起こっていることを”噛みしめる”ことで些細なことでも感動できる。車から降りて歩けば、道端に咲く綺麗な花に気づくこともできる。
☆いまに生きていない私たち。
☆いつも同じ時間に同じ量のものを食べているからといって、きょうもそれを食べる必要はない。大事なのは、いま、自分の体がなにを食べたいか、どれくらい食べたいか、ということに気づくこと。
☆なぜ英語の勉強が続かないのか。勉強を楽しめているか? 英語を話すことが小さいころからの夢だったか? いま、英語を習得することが人生において最も重要なことか? 英語を身につけてなにがしたいか? 本当の本当の本当に自分は英語を学びたいのか? 理由を掘り下げていき、自分の覚悟を測るのだ。
☆君は嘘をついている。そんなことが、君が本当にしたいことなわけがないはずだ。ふざけるのもいい加減にしてほしい。君の心の奥底にある、真の欲求をさらけだして欲しいのだ。そこらへんに落ちているものを拾った程度の、あってもなくてもどうでもいい軽い話なんて2度と聞きたくない。これからは、本音で語りあおう。
☆家族にとって頼れる父親でありたい。というのも「理想」にしがみつくことになる。子どもはずっとお世話をしなくても、自立して生きていく。いつまでも親が面倒を見なくてもいいのだ。優しく見守ってやればいい。
☆「年取ったね」といわれて傷つくのは、自分が「若くて美しい存在だ」という理想にとらわれている証拠。若々しく、美しくあるのはいいことだが、その理想にしがみついてはいけない。人間は年を取るもの。それがどうしたというのだ。
☆外見がイケていないからモテない。モテないから異性と付きあうチャンスがない。チャンスがないから結婚もできない。ずっと1人で暮らしていく。この悩みの中にはたくさんの理想像が見える。そしてそのすべてを手放すことで、自分を受け入れ、自信をつけることができるのだ。「かっこよくあるべき」「彼氏彼女がいることで勝ち組になれる」「結婚はするべき」「ずっと1人なんて寂しい」そして、「自分は成功者になるべき」という考え。自分勝手で、わがままで、欲丸だしの恥ずかしい理想だ。これにとらわれ苦しんでいた自分を思うと、少しかわいそうになる。なにをそんなに必死になっていたのか、あきれてしまうのだ。
【ポイント】
☆意志力ではなく自分の意識状態を確認しよう。
考える人
きょうも自分の”想像の海”の中を泳ぐ。
こんなのがあったらいいな。こういうのも面白そうだ。
頭の中に制限やルールなんてない。すべて、自分の好きなことを好きなだけ想像できる。
こんなに楽しいこと、夜中にやってしまった日には、確実に眠れない。
アイデアが洪水のように押し寄せて、だれにも止められないのだ。
さあ、次はどのアイデアを「実現」しようか。
わくわくしすぎて手足が震えてくる。
心臓がドクンドクンと高鳴るこの感覚、そうだ、もっと欲しい。
どんなゲームよりも、どんな映画よりも、どんな遊園地よりも刺激的で、エキサイティングな体験!
私はきょうも、考える人になる。
ポイントまとめ
☆理想にとらわれ、必要以上に抗うな。
☆意志力ではなく自分の意識状態を確認しよう。
参考文献
ナミ・バーデン、河合克仁「世界中の億万長者がたどりつく『心』の授業」すばる舎
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