「ありのままの自分」を受け入れることが、本当の自信につながる。

参考文献:ナミ・バーデン、河合克仁「世界中の億万長者がたどりつく『心』の授業」すばる舎
ポイントまとめ
☆「ありのままの自分」を受け入れることが、本当の自信につながる。
☆真の欲求は自然と湧きあがってくるもの。
本当にだれかに勝たなくてはいけない?
勉強、スポーツ、外見。
比べられ、点数をつけられる世界。
だれに負けるかに怯え、だれに勝つかにばかり集中する。
いくら上にいっても、心が休まることはない。
いつまでこんなことを続けるのだろう。
競争、成功、実績。
これが本当に自分にとって大事なことなのだろうか。
だれかに勝たなくてはいけないのか?
人よりも成功しなければいけないのか?
結果を残さなければいけないのか?
私は疑問を持ってしまった。
いま、もう一度最初から考えなおすときだ。
ありのままを受け入れて
人からどう見られるかに気を取られて失敗を恐れるあまり、本来自分が達成したいことができていない。それがいかにバカバカしいことであるか気づき、理想像を手放していくことです。
第3章より
自分に対しての批判、蔑み、評価する声がなくなったとき、初めて心の中に平穏が生まれ、ありのままの自分を受け入れ、肯定することができるようになります。
自分という存在をまるごと受け入れ、「私は私のままでいい」と肯定している状態が、本当の自信なのです。
第3章より
【ポイント】
☆「ありのままの自分」を受け入れることが、本当の自信につながる。
自然と湧きあがってくるもの
☆真の欲求というのは、自然に湧きあがってくるものだ。
☆あなたが戦うべき相手は、その他大勢の人間ではなく、”だれよりも優秀であるべき”だと思っている自分自身の心である。
☆仕事が遅い部下にいらいらするのは、部下のせいで上司である自分の評価が下がることを恐れているからだ。なぜ評価が下がるのを恐れるのか、それは、自分が評価の高い「成功者」であるべきだという理想像に執着しているから。つまり、部下に対していらいらしてしまう原因は部下ではなく、理想にしがみついている自分自身なのだ。
☆「自分は成功者だ」と言い聞かせ、自己暗示をすれば、ますます理想像への執着が強くなってしまう。
☆無理に誇張することなく、また否定することもなく、自然な自分を受け入れることができれば、自信へとつながる。理想像を明らかにし、心の声を聞き、正しい行動を心がけよう。
☆「自分は常にポジティブであるべきだ」というのも理想像への執着となる。ポジティブではないときに、理想との違いから苦しみが生まれてしまうからだ。皮肉なことにその考え自体が、自分をネガティブにしてしまうきっかけになる。強く念じる必要はない。本来のあなたは美しい心を持っている。理想への執着がそれを邪魔しているだけだ。
☆「自分がどうあるべきか」もっと気楽に、自由に考えよう。いや、わざわざ考える必要もないのかもしれない。あなたが気にしなければ問題はなにもない。それよりも、いま、この瞬間を大切にしよう!
☆自分の学歴に自信がない。出身大学を聞かれると口が重くなる。それらはいずれも「自分はもっと頭がいいはず」「勉強ができて優秀でなければならない」という理想を持っているから。なんて自分勝手でレベルの低い理想なのだろうか。それにいままで必死にしがみついて苦しんでいた自分のことを、いま、どう思う?
☆幸福は比べるものではない。あの人の方が自分より幸せそうだ、という思いの裏には「自分の方が幸せであるべきだ」だという幼稚な考えが潜んでいる。この問題を認識し、少しずつ執着を捨てていこう。
☆理想像を持っているなら、それを手放すこともできる。だれでも最初はまっ白な状態だったのだから。
☆あなたがどうあるべきかに「世間が~」とか「世間では~」はまったく関係ない。
【ポイント】
☆真の欲求は自然と湧きあがってくるもの。
普通に遊んで、普通に笑って
きっと、特別な自分でなければ怖かったのだろう。
みんなと同じ「普通」でなければ安心できたのだろう。
周りと距離をとり、壁を張ることが自分を守るためだったのだろう。
「自分は傷つくべきではない」
そんな理想に少しばかり執着しすぎていた。
もっと普通に遊んで、普通に笑ってもいい。
理想がなければ、理想を守ってやる必要もない。
相手の肌と触れあい、同じ空気を吸うことができる。
なんだ、こんなに簡単なことだったんだ。
そう。もっと昔の、子どもの頃の自分を取り戻した気分。
心がじわっと温かくなる。底から自然と湧きあがってくる。
これが”しあわせ”というものなのか。
ポイントまとめ
☆「ありのままの自分」を受け入れることが、本当の自信につながる。
☆真の欲求は自然と湧きあがってくるもの。
参考文献
ナミ・バーデン、河合克仁「世界中の億万長者がたどりつく『心』の授業」すばる舎
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