【コミュニケーション】人間関係を円滑にする8のテクニック

〇人間関係なんて良くなろうが悪くなろうがどうでもいいね。人前で緊張してうまく話せなくても構わない。相手に暗いイメージを与えてしまっても別にいい。どうして相手の機嫌をとるために、こっちが気を遣わなくちゃならないんだ。その結果、どんなメリットがあるというのだ!
人間関係を良好にさせるメリット
どんな人にも笑顔で接する人がいる。その人の周りにはいつもたくさんの人がいて、みんな幸せそうだ。
大勢の人の前でも、はっきりと自信を持って自分の意見をいえる人がいる。その人のおしゃれな話術に聞いている人はうっとりする。カリスマ性のある、魅力的な人だ。
自分も、そういう人たちのように、笑顔で明るくなれたら、どんな人に対しても緊張せずに、しっかり自分の意見を伝えることができたら……。
きっと、いまより「素敵な」自分になれるに違いない。
良好な人間関係を築くことは「素敵な」自分になるための大事なステップだ。
【とある名言】
☆素敵な人と出会いたければ、まず「素敵な」自分にならなければならない。
8のテクニック
人間関係を円滑にさせるには、小さな気遣いが必要だ。
これから紹介するのは「8」の気遣いのテクニック。
これらを確実に実行することが人間関係を円滑にさせる近道になる。
1. 身だしなみを整える
なにかを変えたいと思うなら、まず外見を変えよ。
チャラい恰好をすれば、チャラい人だと思われる。真面目な格好をすれば真面目な人だと思われる。
顔を洗い、散髪をして、いい香りのする服に着替えよう。
自分が好ましいと思う色や模様が、そのまま相手に好印象を与えるとは限らない。
【とある名言】
☆私たちは、スーツを着た猿に過ぎない。
2. にこやかに
笑顔であいさつすると、向こうも笑顔で返してくる。万人共通の、表情のコミュニケーション。
口角をグイっと上げて、白い歯を見せる。はじめは慣れなくても、繰り返しやっていると、自然な笑顔を作れるようになる。
目標は、人と会うから笑顔を作る。
ではなく、あの人と会えたから笑顔になった。
その人と話していて嬉しいから、内面から笑顔がにじみでてくる。
【とある名言】
☆赤ちゃんは、母親のお腹の中で笑顔の練習をする。
3. 明るい声で
声の印象は、外見の次に強い。
相手の耳にしっかり届く声量で、ちょっと遅いかなと思うくらいの速度で丁寧に、高く明るい声で話そう。
おはようございます。。
ではなく、
おはようございます!!
【とある名言】
☆声を聞けば、その人のすべてがわかる。
4. 自分の話をする
初対面の人には、まず自分の話をしよう。
自分がどういう人間なのか、相手に伝わる話をしよう。
どういう人間かわからない人と円滑にコミュニケーションをとることはできない。
自分のちょっとした失敗談を話し、心の中を相手に開示すれば、相手の警戒心も解ける。
【とある名言】
☆手のひらを見せた敵に、銃口は向けない。
5. 相手をほめる
相手の持っているものをほめよう。
人は必ず、自分の好きなものを体にぶら下げている。自分の嫌いなものをわざわざ身につけている人はいない。
自分の服やアイテムを相手に「ほめてほしい」という隠された欲求がある。
その欲求を思う存分満たしてあげるのだ。
「それ、かっこいい時計ですね」「どこの美容院ですか、私にも紹介してください」「ほかの人とは一味違う、素敵な化粧をされていますね」
相手をほめる。この素晴らしいところは、たとえお世辞であっても、悪くは思わないということ。
ほめ言葉は無料で、使い放題。これを円滑なコミュニケーションに活用しない手はない。
【とある名言】
☆私たちは、皆、「私をほめて!」と描いた服を着て歩いているのよ。
6. 出会えてよかったと伝える
「あなたに会えてよかった」「またご一緒しませんか」「素敵な時間をありがとうございます」「私の先生になってください」
会ってすぐの第1印象も大事だが、最後の去り際の言動も大切にしよう。終わりよければすべてよし。うまくコミュニケーションがとれなくても、最後のあいさつひとつで印象をぐっとよくすることもできる。
この人と話せて楽しかった、また会いたい、好感を持てた、と感じるなら、それを言葉にして相手に伝えよう。
なにもいわず、黙って、心の中においたままにするのはもったいない。
ただニコニコ笑っているだけでは、相手からすると「本当に楽しかったのか」がわからないのだ。
ポジティブな気持ちは言葉でストレートに表現しよう。
あなたの気持ちは相手にしっかり伝わってこそ、意味がある
【とある名言】
☆あなたの胸に秘めた一言が、あなたと相手の距離を近づかせる魔法の一言になるの。
7. 相手のことを覚える
初対面でいい人間関係を築くことに成功した。そして、またその人と会う機会があった。さて、どうするか?
2回目のコミュニケーションで、ただの知りあいになるか、友だちになるか。
身だしなみを整えて、笑顔で、高い声で、相手のことをほめて、気持ちを伝える。その次はなにをすればいいのか? ポイントは前回会ったときの会話の中にある。
「前会ったときにいってた、あの店、ぼくも行ってきたんですよ、とてもおいしかったです」「あなたがいっていた、あの噂、本当でしたね、驚きました」「おすすめしてくれたあの本読んできました、あの話、なかなか興味深いですね」
など、1から話題を作るのではなく、前回の話にでてきた「ネタ」をさらに膨らましていくのだ。
こうすることで、相手は「あ、私の話を覚えててくれたんだ」「教えたことをちゃんと実行してきたんだ」と思い、その「行動」に好感を持ちます。
自分の教えたことで、相手に+の変化が起これば「いいことしたな」とうれしくなります。
人はどうでもいいことは覚えないので、こうして相手のことを覚えているということは「私はあなたのことをどうでもいいとは思っていません」というメッセージにもなります。
「きのうはたしか、お誕生日でしたよね、おめでとうございます」「お子さまは中学生2年ですか? うちと一緒です」
など、相手についての情報を覚えていれば、さらに人間関係を円滑に進める手助けとなるでしょう。
【とある名言】
☆あの人と会っていない時間が、あの人と私を近づかせる。
8. おくりもの
相手からなにかいいことをされると、自分もその相手に「お返し」をしたくなるものです。
「この間はお世話になりました、これお礼です」「これはどうも、ありがとう」
助けられて感謝して、お礼をして、お返しをされて、互いにまた助けあう。その繰り返しによって、人間関係は強いものになっていきます。
〇ただの「ありがとう」
と
〇「ありがとう」といって、ひとつお菓子を渡す。
この2つでは、お菓子を渡したほうが感謝の気持ちが強いことが一目瞭然です。やはり、目に見える「もの」の威力は計り知れないのです。
日常のちょっとした感謝を伝えるために、小さなおくりものを渡す。お疲れさまといって、缶コーヒーを渡す、お菓子を渡す。
ちょっとした食べものであれば、相手も気兼ねなく受けとることができます。
100円の缶コーヒーで相手に少しでも幸せを感じてもらえたら儲けもんです。
人間関係を円滑にさせるアイテムとして「もの」をおくる。シンプルかつ非常に効果的なテクニックです。
【とある名言】
☆不愛想な男が1本のバラを手にすれば、品格ある紳士に見える。
シメ
自分にとってのメリットはなにか、と考える人は多いですが、相手が喜ぶものはなにか、と考える人は少ないです。
自分のことだけを話すのではなく、相手の話を聞き、相手の気持ちをよく理解することが、人間関係を円滑にさせる上での原則です。
周りの人を笑顔にさせる「素敵な」自分になるために、きょうから、人との付きあい方をじっくり考えていきましょう!
〈終わり〉