雨が降ったときに、パラソルの中でするような話をひとつや2つ。それは喜劇か、悲劇か、またはビジネスか。

未来のお買いものは「買う前にすでに買っている!?」

2018/08/03
 
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なにかを買うっていうと、買いたいと思う意思があって、複数の選択肢の中から一番最適なものを探して、買うってことが基本的だ。

スーパーマーケットでは野菜は野菜、飲料水は飲料水とコーナーがわけられているから買うときに選びやすい。

インターネットの通販サイトでは、自分の過去の注文履歴から「次はこんなのはいかが?」なんていっておすすめしてきたり、「この商品を買った人はこんな商品も買っている」といって新たな商品を紹介してくる。

過去の注文履歴を見れば、この人がどんなタイミングでどのような商品を買うのか大体わかる。それに合わせて、商品をおすすめすればクリックして購入される確率は高くなる。

自分から探しに行かなくても、おすすめリストを見れば自分の欲しかったものがすでにおすすめされている。あとはそれをクリックするだけだ。

そう、商品を探すという行為は大幅に自動化されたが、まだクリックする、購入するという行為は手動なのだ。

もし「買う」という行為すらも自動化されれば、私たちの買い物は次なるステージへと進化するだろう。

買う前に買っている

あの服欲しいな。あるとき、ふとそう思う。次の瞬間、家のチャイムが鳴り、段ボール箱を持った配達員が現れる。箱を開けてみると、まさに、さっき自分が欲しいなと思った服が入っている。買った覚えはまったくないが、別に問題ではない。だって、きょう中には自分でクリックして購入しただろうから。

未来のお買いものでは、商品を選んだり、商品を買ったりはすべて自動でやってくれる。どちらを買おうか迷ったり、買うか買わないか悩んだりする必要はない。買う前にすでに買っているのだ。

届いたものが欲しくないものだったらどうするんだ。そんな心配はしなくていい。過去の注文パターンを徹底的に学び、計算して、未来の購入商品を予測する。あなたの潜在的な欲求に見事に答えてくれる。

現在の技術でも、あなたへのおすすめの商品はほとんどのものが買ってもいいかなと思えるものではないだろうか。将来、その技術が発展して、自動購入システムに応用されるのは不可能なことではない。

見たいと思う前に見ている

あなたの需要を知り、先回りして供給する。買ったものを見てはじめて、自分が買いたかったものを知る、見ているものを見てはじめて、自分の見たかったものを知る。

映画、ドラマ、アニメ、バラエティなど、将来はテレビを見るときにチャンネルを回す必要はない。あなたの見たかったコンテンツがまさに、いま、目の前で放送されているからである。

番組表を見て番組を探す手間はいらない。映画をレンタルすることもない。24時間、365日、1秒も止まらずに、あなたの見たいものを見せてくれるのだ。席を立つ暇がないので、トイレの心配をしたほうがいいかもしれない。

会いたいと思う前に会っている

「探す」「選ぶ」という時間のかかる作業を自動化すれば、あとは純粋な消費者、体験者として楽しむだけだ。

人との出会い。自分の好きな人と出会いたい。そのために、人を探して、選んでの繰り返し。

だが未来の出会いはそんな面倒くさいことをする必要はない。あなたはプログラムによって指定された場所へ行き、プログラムによって選ばれた人間と「会う」だけでいいのだ。

自分で探して、選んでもいないのに、会った人はこれ以上ないくらいの理想の人だった。

もちろん、あなたの好みを十分に学習して、互いの相性がぴったりになるようにプログラムが計算した結果だ。

もう出会うために何時間も無駄にすることはない、間違った人と出会うこともない。

人と人の出会いは驚くべき新時代へと突入する。

質問する前に答えてくれる

人は、なにか聞きたいことがあるから質問する。調べたいことがあるからインターネットで検索をする。小学生でも理解できる常識だ。

しかしその前提をひっくり返してみよう。

質問する前に答えが現れ、検索する前に検索結果が表示される。

●知りたい →調べる→知る

大事なのは答えを知ることである。知りたいと思うことや、それについて調べる時間はカットできるのだ。

例えば、テレビを見ていて「忖度」という単語がでてくる。そんたく? 意味がわからないと意味を知りたくなる、手元のスマートフォンを使いさっと検索して調べて「忖度」の意味を理解する。

このとき、テレビのテロップに「忖度」の意味(他人の心をおしはかること)がでる、または司会者の人が「忖度」について説明をしていたら、知りたい欲求は事前に満たされる。

昔よりもはるかに簡単に短時間で知りたいものを知ることができるようになった。しかし、慣れてくると、知りたいものを知る行為自体、手間のかかるものになってきた。

だから自動化する意味があるのだ。

図書館に行かなくてもスマートフォンを使って調べればいい。いや、調べなくてもいい。だって答えはすでに提示されている。

最後に

テクノロジーが発達して、「もの」や「情報」が溢れかえる時代になりました。人は選択する自由を手にして、自分の求めている答えを探すことができます。

しかし、選択肢が多すぎて、いったい自分はなにを求めているのかわからなくなってしまいました。

なにを選んでもいいからこそ、選べない。決められない。迷いや悩み、苦しみが生まれる。

「買う前に買っている」という新たなサービスの登場で、人は「選択」から解放されます。

これは、選択肢が多すぎる現代への、ひとつの対策になるでしょう。

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