集団でいることのメリット
みんなと同じ高さにいれば、いつまでも木の上の甘い蜜は取れません。
みんなと自分の間に違いをつけることで価値が生まれ、利益が発生します。
だれも持っていない違いを身に着ければ、特別な人になることができます。
しかし、みんなと同じだからこそ得られるメリットも存在します。違うことが素晴らしいことばかりなら、世の中は皆個性的で、カラフルになっています。
ひとりでは生きていけないから、集団を作る。集団の中では同じ価値観、ルールを守ることで集団を維持できる。だからこそみんなと同じであることが求められる。いつまでも平和であるために。
同じであることのメリット
ひとりではできないことでもみんながいればできる。集団を作ることは、生存確率を高めます。それぞれに役割ができて、危険があったときにもみんなで解決できます。
集団の中ではみんなと同じであることが必要です。集団が恐れるのは、集団が壊れることです。
集団が壊れる原因は外部からの危機や内部の規律の乱れです。ルールの違反者がひとりでもいれば集団の崩壊につながります。
みんなと同じルールの中で暮らすことは集団を維持するために大切なことです。みんなと同じような服装をすれば集団意識を高めることができます。みんなと同じ部屋で寝て、起きて、朝や晩も一緒に食事をすることで、仲は深まり、集団の絆を作ることができます。
同じであることは集団の維持につながり、それは個人のメリットにもつながります。
大多数が選ぶということは高い確率で安全な選択だということです。人は最も得をする道を選ぼうとします。その道を歩く人が多ければ多いほど、信頼できる道であるといえます。
ひとりで赤信号を渡れなくても、何十人と一緒なら安心して渡ることができるでしょう。
反対に、とある会場にいるすべての人が黒いスーツを着ているのに、自分だけ真っ白なスーツを着ていれば、不安になります。
その場には、その場に適した服装やルールがあります。見知らぬ場所に行くときは、まずその場所の情報と格好の方法とルールを知りたくなります。
よその土地から引っ越してきた者なら、一刻も早くその新しい土地になじんで、そこの人たちと同じような言葉を話し、同じような生活をしておきたいものです。いつまでも違うままだとやはり不安になります。
違うことは集団の崩壊につながり、それは個人の危機になります。だからみんなと同じようにする必要があるのです。