雨が降ったときに、パラソルの中でするような話をひとつや2つ。それは喜劇か、悲劇か、またはビジネスか。

他人に”尽くす”人たちは成功できない!

2019/09/04
 
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はじめに

私たちの中には、自分の利益のことばかり考え、周りになにも与えようとしない利己的な行動をとる人がいる。

また、他人に恵みを与え、協調性をもって行動する人もいる。

自分のことしか頭にない人と、相手のことを気遣える人。

どちらにメリットがあるのか。どちらが社会で成功できるのだろうか?

この記事では、両方のメリット、デメリットをとりあげ、総合的にどちらが成功できる人格なのかを考えていく。

【この記事の文字数】2912字

参考文献:エリック・バーガー「残酷な成功法則」飛鳥新社

ポイントまとめ

☆同調性の低い人のほうが高い人より年収が多い。

☆利己主義は相手の信頼を失わせ、社会を不幸にする。

☆善人は成功しない。

☆他人と自分への気遣いを忘れない善人がトップに立つ。

利己主義は高収入

利己的な人のメリットには次のようなものがある。

「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌によると、同調性の低い人間のほうが、同調性が高い人間より年収が約1万ドル多いことが明らかになった。

ちなみに、財政面での信用度も同調性が低い人間のほうが高い。

悲しいことに、人間には、親切は弱さの表れだと勘違いする傾向があるようだ。

残酷な成功法則 第2章より

同調性の低い人間は、自分の望みを叶えることに対して素直だ。

周りを気にせず、はっきりと意見を述べることができるので、有能に見える。

また、サイコパス(冷酷、無慈悲などの特徴を持つ、反社会的人格者のこと)の要素を持った人間は企業のCEO(最高経営責任者)に多い。

彼らは、みんなと同じステージに立つより、権力を握り、頂点に立つことを好む。

周りを気にせず、自分の道をどんどん進んでいくので、仕事ができ、出世も早い。

【ポイント】

☆同調性の低い人のほうが高い人より年収が多い。

利己主義は信頼を失う

他人に奉仕せず、自分の利益を高めることだけに集中すれば、年収が上がるというのも納得できる。

しかし、世の中ぜんたい、長期的に見れば、そうした利己的な行動はデメリットになるのだ。

世の中は、あらゆる人々の仕事によって成り立ち、その仕事には、信頼関係が必要だ。

もし、自分のことばかり考え、相手を信頼しない人間が増えてしまうと、社会が成り立たなくなる。

社会学者のルート・フェーンホーヴェンが世界中の国の幸福度を調べたところ、幸せから最も遠かった国は、モルドバ共和国だった。

モルドバ人の生活のほぼすべての面で信頼が欠如している。

作家のエリック・ワイナーによると、あまりに多くの学生が教師に賄賂を渡して試験に合格するので、国民は、35歳以下の医者にはかかろうとしない。

医師免許も金で買っていると考えられるからだ。

(中略)

信頼感、協調心の欠如は、この国を利己主義のブラックホールに変えてしまったのだ。

自分のための行動は相手の信頼を失わせ、やがてだれも信じられなくなる社会が生まれる。

そうした社会の幸福度の低さは、調査しなくても明らかなことだ。

また、ずるをして自分の成績を上げようとする者がいれば、周りの人間にも悪影響を与えるというデータがある。

いんちきをすると仮定し、人を信じるのをやめる。

そのあとは努力をしなくなり、ひたすら下方スパイラルに入る。

仕事のチームに悪い従業員がたった1人いるだけで、チーム全体の業績が30~40%低下するという。

1人でも手を抜いている者がいれば、真面目にやるのがバカバカしくなる。

みんながずるをしていれば、ずるをしないほうがをすると考えてしまう。

そうした雰囲気の職場で働きたいとは思わないだろう。

【ポイント】

☆利己主義は相手の信頼を失わせ、社会を不幸にする。

善人は搾取される

自分よりも他人に奉仕することはいい行いであるかもしれない。

だが、善人の行いが正しく評価されて、成功へ結びつくかどうかはわからない。

ペンシルバニア大学ウォートン・スクール教授のアダム・グラントは、「成功」という尺度で見たとき、最下位のほうにいるのはどんなタイプの人なのかを解析した。

するとじつに多くの「ギバー(受けとる以上に、人に与えようとするタイプ)」がいることがわかった。

この調査では、利他的な行動をとる人、自分より他人のことを考える優しい人格を持った人は、成功から1番遠い、ということが明らかになった。

善人の行為は報われないことが多いようだ。

他人に奉仕するあまり、自分の成功をつかめず、その優しさにつけこむ人々から搾取され続ける。

道徳で教えられた相手への気遣いが、自らを滅ぼすことにもなるのだ。

【ポイント】

☆善人は成功しない。

善人はやっぱり成功する!

善人は成功から遠いことがわかった。

しかし、それにはとても興味深い続きがあった。

「ギバー」が敗者のほうにいるなら、最も成功している勝者には誰がいるのだろうと、スペクトラムの反対の端を見てみました。

すると心底驚いたことに、トップのほうにいるのもまた「ギバー」たちだったのです。

いつも他者を助けることを優先している人びとは、敗者ばかりでなく、勝者のほうにも多く登場していました。

他人を気遣う善人は1番成功から遠く、また同時に、1番成功している人たちだったのです。

同じ善人でも、どうして成功に最も近いタイプと、最も遠いタイプにわかれるのか。

ポイントは、他人への優しさの程度だった。

成功から遠い善人は、あまりに自分を捨てて、相手に奉仕してしまう。これが、成功から離れてしまう大きな原因だ。

成功に近い善人は、他人を気遣うが、自分の成功も大事にしている。

だからチャンスを逃さず、頂点に上ることができるのだ。

優しさは大切だが、それが過ぎると自分の将来を台無しにしてしまう。

だからといって、優しさを捨てず、相手への気遣いと自分の成功を忘れなければ、光輝く未来が待っている。

【ポイント】

☆他人と自分への気遣いを忘れない善人がトップに立つ。

ポイントまとめ

☆同調性の低い人のほうが高い人より年収が多い。

☆利己主義は相手の信頼を失わせ、社会を不幸にする。

☆善人は成功しない。

☆他人と自分への気遣いを忘れない善人がトップに立つ。

総括

同調性の低い人間は、年収が高くなり、利己主義は優れた能力を発揮する。

しかし、世の中ぜんたいを見ると、長期的な利己主義は社会や集団を崩壊しかねない。

自分よりも他人へ与える、優しい人格の持ち主は、自分の将来をおろそかにし、他人から搾取され、成功をつかめなくなる。

だが、自分の幸せも考える善人は、周りから信頼され、評価も高まり、最も成功に近い人間になることができる。

これは、私たちに温かい希望を与えてくれる結果になった。

相手も幸せにして、自分も幸せになる。

まさに、理想的な成功論だ。

<終わり>

参考文献

エリック・バーガー「残酷な成功法則」飛鳥新社

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